VLOOKUP関数をご存知の方から、
「VLOOKUP関数で検索する表を横向きに検索するにはどうしたらいいのでしょう?」
というご質問をいただくことがあります。
VLOOKUP関数は、第2引数で指定する表の左端の列を縦方向に検索して、第3引数で指定された列の値を取得する関数です。
検索する表が横向きになっていて、その上端の行を横方向に検索して、第3引数で指定された行の値を取得するにはどうしたらいいのかというのが、ご質問の主旨です。
検索する表の向きが異なるだけで、同じようなことをするので、VLOOKUP関数でできるように感じてしまう方もいらっしゃるようですが、検索する表が横向きの場合はVLOOKUP関数ではなく、別の関数を使う必要があります。
VLOOUP関数はあくまでも、表が縦向きになっているときに使える関数です。
※検索する表がI3:Q4セルに存在しているときに、B4セルの値をキーに、2行目の値を取得する例 「=HLOOKUP(B4,I3:Q4,2,FALSE)」
という計算式を入力する
▼サンプルファイル(002916.xls 41KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「HLOOKUP関数」シートのC4セルに上記の数式が入力してあります。
B4セル(商品コード)の値を変更すると、C4セル(商品名)の値が変化することがおわかりいただけるでしょう。
また、D4セルには同じくHLOOKUP関数を使って
「=HLOOKUP(B4,I3:Q5,3,FALSE)」
という数式を入力してあり、同じくB4セルの値を変更すると単価が変化します。
表が縦向きか横向きかの違いだけで、HLOOKUP関数の使い方は、基本的にVLOOKUP関数と同じです。
サンプルファイルの「VLOOKUP関数」シートには、VLOOKUP関数を使って縦向きの表を検索する例を作成してあります。HLOOKUP関数とVLOOKUP関数とがほとんど同じ関数であることをご確認ください。
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