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0001・0002・0003という自動更新できる連番を振る

対象:Word2003, Word2007, Word2010, Word2013

0001・0002・0003という自動更新できる連番を振る

「ワード 連番 自動 関数」
「Word 連番を振る方法」
といった検索で、このサイト・インストラクターのネタ帳へのアクセスが時々あります。

Wordで、自動的に更新される連番を振る方法を、探している方による検索です。

連番を振る箇所が隣接しているような場合、段落番号を利用するのが手っ取り早いのは事実です。しかし、少し離れた箇所に連番を振りたいというようなときや、0001・0002・0003のような書式の連番を振りたいというときに、段落番号を利用すると苦労が少なくありません。

段落番号を使った連番作成に苦労した経験のある方は、フィールドを使った連番を一度試してみてはいかがでしょう。
はじめてフィールドを利用するときには、面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまうと、思い通りにならない段落番号で悩むより、自分のコントロールしやすいフィールドのほうを、はるかに快適に感じていただけると思います。

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フィールドを利用したことがないという方は、いきなり実務で使うファイルで利用するのではなく、まっさらな新規文書で以下のような操作をして、フィールドの動作をまずは理解してください。
▼操作手順:フィールドを利用して自動的に更新される連番を振る
※0001・0002・0003...という連番を振る例
[Ctrl]キー+[F9]キーを押してフィールド用の { } を挿入する
 ↓
{ SEQ 連番 \#"0000" }というフィールドコードを入力する
 ↓
入力した { SEQ 連番 \#"0000" } というフィールドコードを何度かコピーアンドペースト
 ↓
[Ctrl]キー+[A]キーを押して全選択
 ↓
[F9]キーを押してフィールドを更新
 ↓
[Alt]キー+[F9]キーを押してフィールドの結果を表示

[Ctrl]+[F9]は、フィールド用の { } を挿入するためのショートカットキーです。

{ }の中に「SEQ 連番 \#"0000"」というコードを入力するときは、「連番」という文字列だけ日本語入力をOnの状態で、他は日本語入力をOffの状態で入力してください。「連番」という文字列の前後には、半角スペースを入れてください。半角スペースが入っていないと[Alt]+[F9]キーでフィールドの結果を表示したときに、「エラー!ブックマークが定義されていません。」というエラーが表示されます。

「\#"0000"」が、連番の書式を指定している記述です。「\#」以下が数値の書式を表していて「"0000"」が具体的な書式を意味しています。

フィールドは更新しないと結果が変化しません。
更新するには、更新したいフィールドを選択しておいて[F9]キーを押す必要があります。連番を振りなおすには連番のフィールドをすべて選択しておく必要があります。それを楽にするために全選択のショートカットキー[Ctrl]+[A]で本文をすべて選択しておいて[F9]キーを押しています。

[Alt]+[F9]は、フィールドコードとフィールドコードの結果の表示を切り替えるショートカットキーです。

「連番」という文字列は、連番を振る対象を識別ができれば実は何でもOKです。

例えば「0001」という4桁の連番と「001」という3桁の連番を混在させたいような場合、

{ SEQ 4桁の連番 \#"0000" }
{ SEQ 3桁の連番 \#"000" }
といったフィールドコードを使えば、複数の連番を混在させることも可能です。

▼サンプルファイル(018344.doc 28KByte)ダウンロード

サンプルファイルでは
{ SEQ 連番 \#"0000" }
{ SEQ 4桁の連番 \#"0000" }
{ SEQ 3桁の連番 \#"000" }
という3種類の連番用フィールドを混在させています。[Alt]+[F9]でフィールドコードとフィールドコードの結果の表示を切り替えたり、フィールドコードをコピーしてから[Ctrl]+[A]→[F9]で更新したりしてどうなるかなどをご確認ください。

また、フィールドをちゃんと理解して利用したいという場合、網かけを表示する設定にしておくことをおすすめします。

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