2002以降のバージョンで、差し込み印刷機能を使って日付を印刷しようとしている方から、よくいただく質問があります。
「日付を『m月d日』といった形式で印刷したいのですが...?」
というご質問です。
例えば飲食店や小売業などで、誕生日の前後に特別サービスを提供するといったことがあります。誕生日の前後2週間に来店した方には、ワインをサービスしますとか15%Offにしますとかいった。
そういった案内を郵送するために、顧客の誕生日情報も顧客データベースで管理しておいて、Wordの差し込み印刷で案内の文書を印刷するといった使い方をする場合があります。
そんなときに誕生日を印刷したら、2002以降のバージョンでは「4/10/1970」といった形式になってしまうため、日付の書式を設定するにはどうすればいいのか?といったご質問になるわけです。
例えば顧客データベースをExcelで管理しているような場合だと、Excel側の書式を設定しておけば正しく印刷されるのではないかと推測して、試みる方もいらっしゃるようですが、2002以降のバージョンでは残念ながらこの方法では正しく印刷されません。(97,2000ではExcel側で指定した書式で差し込み印刷できたのですが...)
2002以降では書式設定をWord側で行う必要があるのです。
(「誕生日」というフィールドのデータを「4月10日」という形式で印刷する例) [Alt]キー+[F9]キーを押し、フィールドコードを表示
↓
「{ MERGEFIELD 誕生日 }」というフィールドコードを
「{ MERGEFIELD 誕生日 \@ "M月d日" }」に修正
↓
[Alt]キー+[F9]キーを押す
「\@」が、日付や時刻の表示形式を指定するスイッチ記号で、その後にどういった形式で表示するかを指定するわけです。
Excelの日付書式指定記号や、Accessの書式記号に慣れている方なら、どういった指定をすればいいのかはある程度推測がつくと思います。
ヘルプのフィールドコードリファレンスで「スイッチ」を見ていただくと、細かい指定方法を確認することができます。
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