フィールドを更新するショートカットキー[F9]についてご紹介しました。
この[F9]キーを利用している方からは、
「全部のフィールドを一度に更新することはできないのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
F9キーではカーソルのあるフィールドだけが更新される
フィールド・フィールドコードをあまり利用したことのない方の場合、何のことかわからないでしょうから、実際にどんな状態となるかをまずはご確認ください。
▼サンプルファイル(002553.doc 24KByte)ダウンロード
サンプルファイルの、1行目と2行目に、日付と時刻を、フィールドを使って表示させています。
1行目のフィールド内にカーソルを置いて[F9]キーを押すと、1行目の時刻は更新されますが、2行目は元の時刻が表示されたままとなります。
これがフィールドの更新についての基本仕様です。
あくまでも[F9]キーが押されたときにカーソルのあったフィールドのみを更新するわけです。
更新したいフィールドが複数ある場合に、カーソルをいちいち移動して[F9]キーを押すのを面倒に感じる方から、
「全部のフィールドを一度に更新することはできないのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあるのです。
ちなみにExcelでは再計算をするショートカットキーが[F9]で、[F9]キーを押した場合にはファイル内のすべての数式が再計算されます。
Excelの再計算と、Wordのフィールド更新とが意味的に近いため、Excelの[F9]キーでの再計算と同様のことを、Wordでもできると感じて質問される方もいらっしゃるようです。
全フィールドを更新する
で、全フィールドを更新するには、以下の操作を行ってください。[Ctrl]キー+[A]キーを押す
↓
[F9]キーを押す
カーソルのある位置のフィールドが更新されるのですから、文書内の全フィールドを更新したいのならば、文書全体を選択しておいてから更新操作をすればいいのです。
[F9]キーを使う操作ですから、すべて選択する操作もショートカットキー[Ctrl]+[A]をご紹介していますが、もちろん、メニューやリボンから全選択を実行してもOKです。
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