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自動索引登録で読みを認識させる

対象:Word97,Word2000,Word2002,Word2003

Wordの自動索引登録についてご紹介しました。

そのネタの中で、索引に登録したい文字列だけをリストにしたファイルから索引登録を行うと、「漢字」という項目下に索引が作成されてしまう問題点を指摘しました。

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その回避方法をご紹介します。

▼操作手順:読みを意識した索引作成のできるファイルの作成方法
※「日本語入力」という語句を索引登録するファイルを作成する例

2列の表を作成
(行数は任意)
 ↓
1列目に「日本語入力」と入力
 ↓
「日本語入力」と入力された右側のセルに
「"日本語入力" \y "にほんごにゅうりょく"」と入力
 ↓
任意の名前をつけてファイルを保存

▼サンプルファイル(001140.doc 26KByte)ダウンロード

サンプルファイルでは、上記の手順で「日本語入力」「編集環境」という文字列を索引登録できるようにしてあります。(他にも索引登録したい語句がある場合、3行目以降に同様の書式で追加してください。)

「日本語入力」「編集環境」という文字列を含んだ文書を作成して、上記サンプルファイルを使って自動索引登録を行っていただければ、語句の読みをちゃんと認識した索引を作成できることをご確認いただけるはずです。

索引ファイルを作成する場合、2列の表の1列目に索引作成するための本文に存在する文字列、2列目に索引項目を入力します。

2列目に読みなどを入力すればいいわけですが、単純に読みを入力しただけではよろしくありません。索引登録の仕様をある程度知った上で、その仕様に則った入力をする必要があります。

自動登録ではなく[索引登録]ダイアログを使って手動で索引登録をすると、本文には
「{ XE "日本語入力" \y "にほんごにゅうりょく" }」
といった隠し文字となっているフィールドコードが挿入されます。

この「XE」や「\y」の意味を理解した上で、自動索引登録用ファイルを作成すればいいわけです。

「XE」が索引項目を定義するフィールドで、「XE」の直後に指定された文字列が索引作成時に索引項目として表示される文字列です。

XEフィールドには、細かな指定を行うためのスイッチがいくつか用意されており、「\y」はスイッチの一つです。「\y」は読みを指定するスイッチで、後ろにダブルクォーテーションで括って読みを指定します。

自動索引登録を行うと、索引ファイルの表の2列目がXEフィールドにそのまま挿入されます。

自動索引登録実行後に、
「{ XE "日本語入力" \y "にほんごにゅうりょく" }」
という隠し文字が挿入されればいいので、
1列目には本文中で索引にしたい文字列の「日本語入力」を、
2列目には索引に表示する文字列やよみを「"日本語入力" \y "にほんごにゅうりょく"」と入力しているわけです。

索引登録用ファイルを作成する場合、もう一つダブルクォーテーションに注意する必要がありますが、その詳細については近日中にご紹介します。

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