ちょっと前のことですがPOP*POPさんで「パソコンについて質問してくる人へのオープンレター」というエントリーが公開されていました。
コンピュータ・パソコンに詳しい、あるいは、詳しそうということになっている方の中には、
「そうそう!」
と思いながら読んだ方も少なくないことでしょう。
はてなブックマークのコメントからもそのことがうかがえます。
私も、SEをやっていた頃にはここに書かれているのと似た思いを、何度もしていました。
教えることが直接的な仕事ではないSEをやっていた頃は、それでよかったと思います。
しかし2003年10月に独立し、パソコン関連のことを教えるのが私の商売になってしまいました。
私がパソコンの質問に答えるということに対して、対価を支払う方が存在するようになったのです。
そして、質問に答えることに対して対価を支払う人と、支払わない人とが存在することは、とてもまずいと、私は思いました。
万一私が無料で気軽に答えるといういう行動を取った場合、対価を支払ってくださっている人に、とても失礼なことだと考えたのです。
そして私が出した結論は、
「軽々しく無料で教えてもらうことを要求してくるような人との縁は一切断ち切る」
というものでした。
この方針を出して間もなく4年になります。
この方針に抵触して、縁を断ち切ることになった方も数名存在します。
その断ち切った縁の中に、大切な縁があったのかどうかは、よくわかりません。
ただ、縁を断ち切ることになってしまう方との付き合いは、深くもなく長くもないことが、一般的と言ってよさそうに感じています。
そして何よりも、私が大切に感じていた人というのは、わざわざこんなことを言わなくても、この方針に抵触するような言動はとらないのだということは、とてもよくわかりました。
勿論、友人が私に質問するという状況もあるわけですが、そのときには本当に丁寧に接しようとしてくれるのだということが、よくわかりました。
「無料で教えてもらうことを、軽々しく要求してくるような人との縁は一切断ち切る」
という方針は続けてもよさそうに感じています。
ありがとうございます。
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