先日知った「のび太式検索」という表現、上手いなあと思います。
リチャード・ワーマンが名著『それは「情報」ではない。』の中で、
「検索エンジンの最大の問題は、使う側が検索エンジンと同じ考え方をしなければならないという点にある。」
と述べているように、今のところのび太式検索では期待するような結果はなかなか得られないはずです。
このサイトのMovable Type検索のログには、様々なのび太式検索の痕跡が残っており、人のふり見て我がふり直せという言葉もありますので、このサイトでどんなのび太式検索が行われているのか、いくつかご紹介させていただきます。
「サーバーは接続を解除しました。 サーバーまたはネットワークに問題があるか、またはアイドル時間が長すぎた可能性があります。 アカウント :'example.com (1)', サーバー :'example.com', プロトコル : SMTP, ポート : 25, セキュリティ (SSL): なし」
(エラーメッセージそのままを検索するというのは検索テクニックの一つですが、さすがにドメイン名など固有の情報は省いていただかないと...実際には「example.com」ではなく実在のドメイン名で検索されていました。)
「EXP(GAMMALN(1+1/COUNTA(E13:E27)))*E37」
(どなたかが作ったExcelファイルにこんな数式が入っていたんですよね...)
「フォームを作成したときどのクエリを使用したか確認したい」
「エクセルのBookを別々のウィンドウで表示するには?」
「Excelのセルに入力したものが印刷するとはみ出す」
「印刷プレビューを見た時次ページが表示されます。」
「スクロールできる範囲を狭めたいんだけど」
「いくつかのWORDシートをひとつにできるか?」
「、2つのリストを連動させてできないのか?」
(↑このあたりが典型的なのび太式検索の例という感じがいたします。最後の例の冒頭にある「、」は何だったのか気になります。)
「連続した数字の間ににハイホンを入れる」
「テキストボックスのフォントの大きさおを変えたい」
(せめてタイプミスがないかご確認いただきたいところです。)
「csvファイルをカンマ区切りにしたい」
(「csv」が何の略であるかを知っている方にとっては意味不明の検索でしょうが、csvファイルをExcelで開きたくないのかな、と推測しております。)
※このサイトでMovable Type検索をご利用になる場合、まずは「検索についての注意」をお読みいただくことをおすすめいたします。
また「検索時の表記ゆれについて」にも、ザックリ目を通していただくとよろしいかと存じます。
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