対象:Excel2007
Excel 2007・2010の、拡張子「.xlsm」「.xlsx」「.xlsb」の使い分けについてご紹介しました。
Excel 2007については、「*.xlsb」ファイルのほうが有利になるケースのあることが明示されているMicrosoftのドキュメントがありましたので、一応、ご紹介しておきます。
[スポンサードリンク]
『2007 MicrosoftR Office systemファイル形式の互換性について』というドキュメントの中に、以下の記述があります。
Excel 2007 では、外部のシステムおよび情報ソースと相互運用できるように、新しい XML ベース ファイル形式を導入しています。ただし、多くの Excel ブックにはたくさんのグラフ、ピボット、およびその他の情報が含まれており、複雑な構成になっています。ブックのサイズが大きくなると、すべての XML テキスト情報を解析するために大量の計算が必要になり、ファイル パフォーマンスが低下する可能性があります。 多数のセルやピボット テーブルが含まれているため、組織の特定のファイルの読み込み速度が低下し始めている場合は、そのファイルに新しい XLSB 形式を使用することもできます。ただし、ほとんどの場合、新しい XLSB 形式を使用する必要はありません。大半の Excel ブックは形式の違いに関わらず数秒で読み込まれるためです。
いろいろと書いてありますが、非常に大きなExcelファイルの場合は、「*.xlsx」「*.xlsm」よりも「*.xlsb」ファイルのほうがパフォーマンスがいいケースもあるということです。
ただこれも相当大きなファイルの場合に関係する話のようですし、PCの性能がどんどん上がっていくことや、XMLを解析するプログラムが改善されていくことなどによって、問題にならなくなっていくと私は考えています。
[スポンサードリンク]
Home » Office 2007(オフィス2007)の使い方 » Excel 2007(エクセル2007) » 拡張子「.xlsb」の有利な点