Wordについて、
「新規文書を作成すると・・・?」
といった質問をいただくことがあります。
「・・・」の部分はいろいろなバリエーションがあります。
「文字が黒色じゃなくなってしまったのですが...?」
「必ず太字になってしまうのですが...?」
「なぜか下線が設定されてしまうのですが...?」
「はじめから文字が入力されてしまっています...?」
などなど。
Wordでは新規に文書を作成する際、必ずテンプレートを利用しています。
特にテンプレートを指定した意識がない場合でも、実は「Normal.dot」という標準テンプレートを使っています。
このNormal.dotが何らかの理由で変更されると、様々な現象が見られるようになります。変更のされ方によって、先に上げたご質問のような現象もあれば、それ以外の現象も。
Wordの新規文書作成時に不可解な現象が発生した場合、とりあえずNormal.dotを修復しましょう。
(Windows XPの場合) [スタート]ボタン−[検索]をクリック
↓
[ファイル名のすべてまたは一部]欄に「Normal.dot」と入力
↓
[探す場所]欄で「ローカルハードドライブ」を指定
↓
[詳細設定オプション]をクリック
↓
[隠しファイルとフォルダの検索]チェックボックスをOnに
↓
[検索]ボタンをクリック
上記の操作でNormal.dotが見つかったら、リネーム(適当な名前に変更)してください。「DEL_Normal.dot」でも「Normal.err」でも何でも構いません。
場合によっては複数のNormal.dotが見つかることもありますが、その場合すべてのNormal.dotの名前を変更しましょう。
名前の変更操作が終わったら、Wordを立ち上げてください。
これでNormal.dotは修復されます。
Normal.dotが存在しない場合、Wordは勝手にNormal.dotを作り直してくれるのです。
立ち上がったWordで、発生していた不具合が改善されていれば、Normal.dotに問題があったということで、リネームしておいた古いNormal.dotは削除して構いません。
不具合が残念ながら改善されなければ、原因はNormal.dotにはなかったわけですから、他の原因を探す必要があります。
しかし、Wordで不可解な現象が発生した場合、まずはNormal.dotを修復してみることだと思います。
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