Office XPでもっとも目立った新機能は、作業ウィンドウです。
Office 2000までダイアログで実装されていた機能の一部が、作業ウィンドウに移管されました。
確かに便利になった部分も多いのですが、明らかに不便になったと感じる部分もあるのが事実です。
新規文書の作成をテンプレートから行うという方にとって、作業ウィンドウが実装されたことは明らかに負担増となったはずです。
Word 2000までは、メニュー[ファイル]−[新規作成]をクリックすると、[新規作成]ダイアログが表示され、テンプレートを選択することができました。
ところがWord 2002からは、メニュー[ファイル]−[新規作成]をクリックすると、[新しい文書]作業ウィドウが表示され、Word 2002ならば「標準のテンプレート」リンク、Word 2003ならば「このコンピュータ上のテンプレート」リンクをクリックすると、[テンプレート]ダイアログが表示されます。
Word 2000までと比較して明らかに操作手順が増えています。
メニュー[ツール]−[ユーザー設定]をクリック
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[コマンド]タブをクリック
↓
[分類]欄で「ファイル」を選択
↓
[コマンド]欄の「新規作成 ▼」ボタンを
任意のツールバー上にドラッグアンドドロップ
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
[ユーザー設定]ダイアログ−[コマンド]タブの[分類]欄で「ファイル」を選択すると、[コマンド]欄に「新規作成」は3つ表示されますが、微妙に機能が異なっています。そのうちの「▼」(実際には横向きの▼)が表示されてた「新規作成」を、ツールバー上にドラッグしてください。
上記の手順で追加した[新規作成]ボタンの[▼]をクリックして[その他]を選択すると、[新規]ダイアログが表示されテンプレートを選択することができるようになります。
テンプレート選択の手間が増えたと感じている方は一度試してみてはいかがでしょう。
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