対象:Word2002, Word2003, Word2007, Word2010
パソコンインストラクターな方だと、動作検証などのために、一つのパソコンに複数のバージョンのアプリケーションをインストールしていることがあります。
そんな場合に複数バージョンが混在していることに起因する、固有の現象が発生することもあります。
Microsoft Office関連でよく見かけるのは、複数のバージョンのWordがインストールされているときの現象でしょうか。
さっきまで使っていたのと別のバージョンのWordを起動しようとすると、Wordの起動に時間がすごくかってしまうのです。
[スポンサードリンク]
そんなときの対応方法が、Microsoftの「マイクロソフトサポートオンライン」の
「2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラムを、他のバージョンの Office を実行しているコンピューターで使用する方法(KB:928091)」
という文書の中で紹介されていますので、このサイトでもご紹介しておきます。
「自動登録を行わないと Word が正しく機能しなくなる可能性があるため、この方法を使用することは推奨できません。」
という記述があるとおり、設定する場合はあくまでも自己責任でお願いします。
▼操作手順:Wordの自動登録機能を無効にする
レジストリエディタを起動
↓
レジストリエディタで
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン番号\Word\Options」
キーを選択
↓
レジストリエディタの
メニュー[編集]−[新規]−[DWORD値]をクリック
↓
追加されたキーの名前を「NoReReg」に変更
↓
[NoReReg]を右クリックして
表示されたショートカットメニューの[修正]をクリック
↓
[DWORD値の編集]ダイアログ
−[値のデータ]欄に「1」と入力
↓
[DWORD値の編集]ダイアログ
−[OK] をクリック
↓
レジストリエディタを終了
レジストリエディタを起動
↓
レジストリエディタで
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン番号\Word\Options」
キーを選択
↓
レジストリエディタの
メニュー[編集]−[新規]−[DWORD値]をクリック
↓
追加されたキーの名前を「NoReReg」に変更
↓
[NoReReg]を右クリックして
表示されたショートカットメニューの[修正]をクリック
↓
[DWORD値の編集]ダイアログ
−[値のデータ]欄に「1」と入力
↓
[DWORD値の編集]ダイアログ
−[OK] をクリック
↓
レジストリエディタを終了
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン番号\Word\Options」
の実際のバージョン番号は、
Word 2002は「10.0」
Word 2003は「11.0」
Word 2007は「12.0」
Word 2010は「14.0」
です。
しつこいようですが、この設定を行う場合には、よく注意して、あくまでも自己責任でお願いします。
[スポンサードリンク]
- Newer:Excel2010で関数のヒントが表示されない
- Older:ウィンドウ枠の固定解除をできないように−ブックの保護
Home » Word(ワード)の使い方 » 複数バージョンのWord混在時の起動を速くする