Excel 2002・2003のピボットテーブルをお使いの方から、
「ピボットテーブルツールバーのアイテムを常に表示というボタンは何に使うのでしょうか?」
というご質問をいただいたことがあります。
Excel 2002や2003でピボットテーブルを作成すると、[ピボットテーブル]ツールバーが表示されますが、この[ピボットテーブル]ツールバーに[アイテムを常に表示]というボタンが存在しています。
このボタンが何のためのボタンなのか
OnとOffとで何が違うのか
というのがご質問の主旨です。
データエリアにフィールドが追加されていない場合に
行エリア・列エリアにフィールドが追加されたとき
見出し項目の表示/非表示を切り替える
言葉にすると上記のような説明になるのですが、おそらくこの文章を読んでも何のことやら、わからない方が多いと思います。
興味のある方はサンプルファイルをダウンロードして、実際に操作してみてください。
▼サンプルファイル(002967.xls 67KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「ピボットテーブル」シートを表示して、ピボットテーブルの状態をよく見ながら、[ピボットテーブル]ツールバー−[アイテムを常に表示]ボタンをOnにしたりOffにしてください。
Onにすれば行エリア・列エリアに見出し項目が表示されますが、Offにすると表示されなくなります。(但し、データエリアにフィールドを追加してしまうとOn/Offを切り替えても何も変化はありません。)
実際分析をする際には、アイテムが表示されていないと意味がないわけで、何のためにこんなボタンが用意されているかですが、これは速度改善のためなのです。
サンプルファイル程度のデータ量では実感することはできませんが、実務ではもっと大量のデータを使って分析を行います。
大量データを元にピボットテーブルを作成し、行エリア・列エリアにフィールドを配置しようとすると、それだけでExcelがとても重くなったりします。
そんなときに、[ピボットテーブル]ツールバー−[アイテムを常に表示]ボタンをOffにしておくと、重さが改善されることがあるのです。そのために用意されているボタンです。
ピボットテーブルの動作が重いと感じる場合に、一度お試しください。
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