7月20日(土)開催された東京ブロガーミートアップで
「月間250万PVにするのにやってきたこと」
というタイトルでLT(ライトニングトーク)をさせていただきました。
LTの中では、画像を入れない、毎日更新するが日記は書かない、読者と会話しない、ということを『10年前に決めたこと』という括りでお伝えしたあと、『やっておいて良かったこと』という括りで、もっと具体的なやってきて良かったと感じていることをお話しさせていただきました。
『10年前に決めたこと』の内容は戦略レベルのもので、戦術レベルのお話しを『やっておいて良かったこと』としてお伝えしました。
ログを通じた読者との会話
その一つが、『読者と会話する(ログを通じて)』です。
読者と会話しないと決めつつも、実は、読者とちゃんと会話してきたことが、月間250万PVにつながっていると考えています。
掲示板・コメント機能・メールでのやり取りなど、読者と直接は会話しないと決めましたが、実は、しっかりと読者と会話を続けてきたつもりです。
ログから読者が何を求めているのかを読み取り、その答えを記事にするという形で。
検索エンジンでどんなキーワードを使ってアクセスされたのかを確認したり、Movable Typeの検索機能のログをチェックしたりして、読者が何を求めているのかを調査・推測し、それに答える形で記事を延々書き続けてきたのです。
それによって、一つ一つの記事はそれほどのアクセス数を集めることができなくても、トータルとして月間250万PVというアクセス数を積み上げることができています。
一人が検索したような内容は、同じような疑問を持っている人が他にも存在している可能性があり、同じような疑問を持つ人が将来あらわれる可能性があるのです。
一人の疑問に回答することが、長期的に見れば、馬鹿にできないアクセス数につながる可能性があるのです。
月間250万PVの内訳
月間250万PVと聞くと、一つの新しい記事が数千PVくらいのアクセスを集めていると考えてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
そんなことは、まったくありません。
通常、インストラクターのネタ帳で新しく書いた記事の、1日あたりのPVはせいぜい100PV程度です。(1,000PVではありません)
しかし、そんな記事でも長期的には安定的にアクセスを集めるのです。記事によっては、数か月後・数年後になってアクセスが伸びてくることもあります。
大ヒットにはならないけれど、大きくはないかもしれないけれどニーズのある記事を書き続けることで、安定的なアクセスを集めているのです。
こういう形で読者と会話を行うほうが、煽情的なタイトルではてなブックマークされることを狙うより、あえて炎上するような内容で短期的な大量アクセスを狙うよりも、精神衛生上も良く、意義もあることだと考えています。
このログを通じた読者との会話は、穏やかな長い面白いみを、私にもたらしてくれています。