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スイートスポットを拡大するために-期間を限定して検索キーワードを眺める

税理士でMicrosoft MVP for Excelの井ノ上陽一さんが主催しているブログの勉強会で、「インストラクターのネタ帳」のネタを、どうやって探し続けてきたのか、という内容でお話しをさせていただきました。

その勉強会の内容を元にして、3C分析のスイートスポットをみつけるために、潜在読者・顕在(途上)読者・顕在読者の求めるものを調べる3つのツールを使ってきたということ、この3つのツールでみつかる検索キーワードはウォンツ(表現)であってニーズ(真意)ではないということ、3つのツールの概略まで記事にしました。

どんな手順で、ネタを探してきたのか、探しているのかを具体的にご紹介しておきます。

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異常値・異常データを探す

私がやってきたこと・やっていることを一言で言ってしまうなら
「見慣れない検索キーワードを探し、そのニーズを推測し、ウォンツを満たすような言葉で記事を書き続ける」
ということだと考えています。

定量的なデータ分析を行う際に、一般的な傾向・トレンドをつかんだ上で、異常値・異常データを探すという方法があります。

定性的なデータでも、これと同じ手法が使えるはずです。

私がいつも探している、定性的な異常値・異常データが、見慣れない検索キーワードです。

期間を限定してキーワードを眺めることから開始する

具体的な流れはいくつかのパターンがありますが、多くの方にマネしていただきやすそうなところからご紹介します。

期間を限定してGoogle Analyticsに残された検索キーワードを眺めることからスタートする方法です。

Google Analyticsのカスタムレポート
キーワードごとのPV
を毎日眺めていれば一週間もしないうちに、自分のブログではどんなキーワードでアクセスがあるのか、という傾向が身体に浸み込んでくるはずです。

そこで見慣れた検索キーワードのニーズを満たすような記事が、まだ存在していないのなら、まずはそんな記事をまずは書くべきでしょう。

問題は、見慣れた検索キーワードに該当する記事を書き終えたと感じたあとに、いかに見慣れないキーワードを探すか、です。

その一つの方法として私が行っているのが、期間を限定して検索キーワードを眺めることです。

Google Analyticsで、キーボードショートカット[D]→[Y]を押して、解析期間を前日だけにします。

その上で、ヒット数の多い検索キーワードから順に眺め始めます。

「インストラクターのネタ帳」の場合、期日を前日に限定しても、上位50件くらいまでに見慣れないキーワードがみつかることはほとんどありません。

ですが、50位より下位になると、見慣れないキーワードに遭遇することがあるのです。

例えば、下図のようなキーワードです。

3C分析のスイートスポットを探すために-期間を区切って検索キーワードを眺める

「3d等高線グラフの数値軸を右に移動するには?」
というのは、私にとって見慣れないキーワードです。

こんなキーワードが見つかったら、この検索をした人が何を求めていたのか、ニーズは何だったのかを推測します。

検索でヒットしたページを確認する

カスタムレポート『キーワードごとのPV』では、セカンダリディメンションに、そのキーワードでヒットしたページを設定してありますから、リンクをクリックしてどんなページがヒットしたのかを確認します。

先の「3d等高線グラフの数値軸を右に移動するには?」の場合は、下図のようなページがヒットしているようです。

3C分析のスイートスポットを探すために-期間を区切って検索キーワードを眺める

ここで、先の検索キーワードとページのマッチングが、イマイチだったとしたら、その検索キーワードはスイートスポットを拡大してくれるものである可能性が高いはずです。

他の顕在(途上)読者のキーワードを探る

こういった検索キーワードが見つかったら、このキーワードをもう少し探ってみます。

みつかったキーワードの中の特徴的な語句(特に見慣れない語句)を、カスタムレポート『キーワードごとのPV』で、検索してみるのです。

上記の例であれば「等高線」というキーワードが特徴的な語句です。

キーボードショートカット[D]→[M]で解析期間を前月にしたり、場合によっては解析期間を1年くらいに伸ばしたりして、特徴的な語句がどんなキーワードとして検索されているのかを探ります。

3C分析のスイートスポットを探すために-期間を区切って検索キーワードを眺める

こういったキーワードを眺めて、これを検索していた人はいったいどんなニーズを持っていたのかを考えます。

潜在読者のキーワードを調べる

合わせて潜在読者のキーワードも確認してみます。

goodkeword.netでも先の特徴的な語句を組み合わせて検索です。

先の例であれば
「エクセル 等高線」
「Excel 等高線」
「エクセル 等高線 グラフ」
「Excel 等高線 グラフ」
あたりを私なら検索してみます。

そこで並ぶキーワードを眺めて、これを検索していた人はいったいどんなニーズを持っていたのかを考え続けます。

期間を区切って検索キーワードを眺めることから開始する方法のまとめ

まとめると私が日々やっているのは、

  1. 期間を前日に絞りカスタムレポート『キーワードごとのPV』でどんなキーワードでアクセスされたのかを眺める
  2. 見慣れないキーワードをみつけたらどんなページがヒットしたのかをセカンダリディメンジョンで確認
  3. 期間を長めに変更して見慣れないキーワード内の特徴的な語句でカスタムレポート『キーワードごとのPV』を検索
  4. goodkeyword.netで特徴的な語句を検索
ということです。

私が行っているスイートスポットを探す一連の流れの中で、この方法が多くの方にもっともマネしていただきやすいものではないかと思っています。

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