7月20日(土)に開催された東京ブロガーミートアップで、「月間250万PVにするのにやってきたこと」というタイトルのLT(ライトニングトーク)をさせていただき、他のブロガーさんにも真似していただけそうな戦術レベルのことを
『やっておいて良かったこと』
としてお伝えしました。
私が、やっておいて良かったと感じていることの一つとして、フォーマットの固定があります。
公開前の準備期間中に、どうやったら毎日書けるのかを検証しました。その解の一つがフォーマットの固定でした。
フォーマットを固定することで、毎日の更新が楽になると準備期間中に感じたのです。
インストラクターのネタ帳の、Microsoft Officeなどの使い方についての記事は、ほとんど以下のような構成・フォーマットになっています。
1.質問や検索ログなどのキッカケや前振りの部分
2.実際の操作説明の部分(太字表記)
3.補足説明など
また一つの記事のボリュームとしては、数回スクロールすれば見られる程度を目途にしました。
読者の負荷も考えて
ですが、このフォーマットの固定は、私自身の更新負荷を下げることだけを考えて決めたのではありません。読者の負荷を下げることも考えていました。
何らかのやりたいことがあるけれど具体的な操作法がわからずに検索した方にとって、一番必要な操作説明の部分が太字になっていれば、緊急性を要する場合にいいだろうと考えたのです。
時間がないときには、とりあえずは太字のところだけでも読んで、やってみればいいのですから。
特に初期には画像が存在していませんでしたから、太字になっている部分は今よりも目立っていたはずです。
参考にしたブログ・メルマガ
フォーマットを固定するときに、参考にさせていただいたのは、現在も続いているブログ「百式」と、現在は内容を大きく変更しているメルマガ「経営戦略考」でした。
「百式」は海外のサイトを毎日紹介する、「経営戦略考」は日経新聞の記事を元にするという特長があり、フォーマットの固定という面だけではなく、毎日更新してもどうすればネタ切れしないか、という面でも多いに参考にさせていただいた記憶があります。
私の場合、毎日のログが記事を書くトリガーになり、ネタ切れをおこすことなく更新し続けられています。
SOE的にも良かった
2003年10月に公開して少し経ってから、私の決めたフォーマットが、SEO的にも良かったということにも気づきました。
実際の操作説明の前に、いただいた質問や検索ログのキーワードが書かれていることが、どうやらSEO的にも良かったようなのです。
誰かがした質問は他の人も疑問に思う可能性が高く、誰かが使ったキーワードは他の人も使う可能性が高いのです。
それらが記事のはじめのほうにあることが、SEO的に良かったようなのです。
フォーマットの固定は、LTさせていただいた項目のうち、真似していただきやすい部分だと考えています。
Microsoft Officeの使い方については、今から私と同じフォーマットではじめてもアクセスを増やすのはなかなか難しいかもしれませんが、他のジャンルであれば私と同じフォーマットであってもアクセスを増やせる可能性があるのではないかと想像しています。