Excel VBAの、Worksheetsプロパティの戻り値が、WorkseetsコレクションではなくSheetsコレクションであることを、オブジェクトブラウザーで確認する手順をご紹介しています。
ブック内の全グラフシートを表すコレクションを取得するChartsプロパティも、
確認しておきましょう。
Chartsプロパティの戻り値もSheetsコレクション
Excel VBAをある程度使っている方の中にも、Chartsプロパティの戻り値がChartsコレクションであると誤解している方がいらっしゃいますが、違います。
Worksheetsプロパティの戻り値が(Worksheetオブジェクトを単独のオブジェクトとして持つ)Sheetsコレクションであるのと同様、Chartsプロパティの戻り値も(Chartオブジェクトを単独のオブジェクトとして持つ)Sheetsコレクションです。
オブジェクトブラウザーで確認しましょう。
Chartsプロパティをオブジェクトブラウザーで確認しましょう
Excelから起動したVBEでオブジェクトブラウザーを表示して、[ライブラリ/プロジェクト]ボックスで「Excel」を選択して、クラスペインで<グローバル>を選択するのは、Worksheetsプロパティの戻り値を確認する手順と同じです。
クラスペインで<グローバル>を選択したときにメンバーペインに表示されている「Charts」を選択して、
詳細ペインを見れば、Chartsプロパティがどのように定義されているかがわかります。
Worksheetsプロパティの戻り値が「As Sheets」と定義されているのと同様、Chartsのプロパティの戻り値も上図のとおり「As Sheets」と表示されています。
Chartsプロパティの戻り値がChartsコレクションだと思い込んでいた方の場合、この記事を読んだだけでは信じられないかもしれません。ご自分の手でオブジェクトブラウザーを操作して確認してください。
最終更新日時:2020-06-11 15:29
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