「VBA グラフ Axes ローカル」
という検索で、このサイト『インストラクターのネタ帳』へアクセスがありました。
この検索キーワードだけでは何を調べていらしたのかわかりませんが、グラフの軸を表すAxisオブジェクトのコレクションであるAxesコレクションオブジェクトを、
ローカルウィンドウで確認するコードと、グラフの種類による違いをご紹介しておきます。
Axesをローカルウィンドウで確認するSubプロシージャ
以下のようなSubプロシージャを作成してください。
Dim coll_ax As Axes
Set coll_ax = ActiveChart.Axes
Stop
End Sub
Chart.Axesメソッドの戻り値を、オブジェクト変数coll_axに代入するだけのSubプロシージャです。
「COLLection of all the AXis」の意味で、変数名を「coll_ax」としています。
Excelでグラフを選択しておいてから実行して、Stopステートメントで実行が中断したら、VBE(Visual Basic Editor)のメニュー[表示]-[ローカルウィンドウ]でローカルウィンドウを表示させれば、Chart.Axesメソッドの戻り値を代入したオブジェクト変数coll_axの中身を確認できます。
オブジェクト変数coll_axの何を見るかですが、AxesはシンプルなコレクションですからCountプロパティでしょう。
集合縦棒グラフの場合
下図のような集合縦棒グラフの場合、
軸は、項目軸(横軸)と数値軸(縦軸)の2つですから、オブジェクト変数coll_axのCountには「2」が表示されます。
複合グラフの場合
下図のような複合グラフであれば、
数値軸が増えたので、オブジェクト変数coll_axのCountには「3」が表示されます。
円グラフの場合
円グラフの場合、
そもそも軸が存在しませんから、オブジェクト変数coll_axのCountには「0」が表示されます。
最終更新日時:2022-07-05 18:07
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