拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』P.110のワンポイントで、Excel VBAのWorksheetsプロパティは、Worksheetsコレクションではなく(Worksheetオブジェクトだけを単独のオブジェクトとして持つ)Sheetsコレクションを返すことについて触れました。
Excel VBAのWorksheetsプロパティがWorksheetsコレクションを返すと思い込んでいた方は、オブジェクトブラウザーで定義を確認してください。
グローバルなWorksheetsをオブジェクトブラウザーで確認する
操作手順は以下のとおりです。
Excelから起動したVBEでオブジェクトブラウザーを表示して、[ライブラリ/プロジェクト]ボックスで「Excel」を選択して、クラスペインで<グローバル>を選択します。
この状態でメンバーペインに表示されているプロパティが、上位のオブジェクトを取得するコードを省略していきなり書き始められる、Excel VBAのプロパティです。
ここでメンバーペインに表示されている「Worksheets」を選択します。
Worksheetsプロパティの詳細ペインには「As Sheets」と表示されており、
戻り値がWorksheetsではなく、Sheetsと定義されていることがわかります。
上記の操作は、拙著のLesson 16「Presentationオブジェクトをオブジェクトブラウザーで確認しましょう」のP.069~071で行っている操作と、(確認している対象は異なりますが)同じです。
最終更新日時:2020-06-10 13:23
Home » いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本 » Worksheetsの戻り値がSheetsと定義されていることをオブジェクトブラウザーで確認しましょう