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VBAで凡例の一部を削除する

対象:Excel 2010, Excel 2013, Windows版Excel 2016

「excel vba グラフ 凡例の一つを非表示」
「excel vba グラフの凡例の一部削除」
といった検索でアクセスが時折あります。

グラフの凡例の一部を削除するには、Excel VBAでどのようなコードを書けばいいのか探していた方による検索キーワードです(凡例を削除するコードは既にご紹介しています)。

凡例の一部を削除するサンプルコード

「凡例の一つ」「凡例の一部」というのが、どういう「一つ」「一部」なのかがわかりませんので、参考になりそうなコードをご紹介しておきます。
 ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.Legend.LegendEntries(1).Delete

上記のコードを実行すると、アクティブなワークシートの1つ目の埋め込みグラフの、1つ目の凡例が削除されます。

サンプルコードで利用しているオブジェクト式について

ChartオブジェクトのLegendプロパティで、凡例全体を表すLegendオブジェクトを取得して、
 ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.Legend.LegendEntries(1).Delete

Chart.Legend

LegendオブジェクトのLegendEntriesメソッドで、LegendEntriesコレクションオブジェクトを取得し、
 ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.Legend.LegendEntries(1).Delete

Legend.LegendEntries

LegendEntriesコレクションオブジェクトの既定メンバーである_Defaultプロパティの引数に1を指定することで、1つ目の凡例を表すLegendEntryオブジェクトを取得して、
 ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.Legend.LegendEntries(1).Delete

LegendEntries.[_Default]

LegendEntryオブジェクトのDeleteメソッドで削除を行っています。
 ActiveSheet.ChartObjects(1).Chart.Legend.LegendEntries(1).Delete

LegendEntry.Delete

グラフを操作するVBAのコードを書けるようになるためには、オブジェクトブラウザー等を使いながら、こういった深い階層を読解・理解するしかありません。
焦らず丁寧に確認しましょう。

最終更新日時:2022-09-30 15:55

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