「chart.charttype データ型」
といった検索で、このサイト・インストラクターのネタ帳へのアクセスが時折あります。
Excel VBA(Visual Basic for Applications)から、グラフの種類を設定したり、取得したりする際に利用する、ChartオブジェクトのChartTypeプロパティのデータ型を調べている方による検索です。
Chart.ChartTypeのデータ型
結論からいえば、ChartオブジェクトのChartTypeプロパティの戻りの型は、XLChartType列挙型です。
実際の値は「VBAでグラフの種類を指定するChartTypeプロパティに指定する定数一覧」でもご確認いただけます。
Chart.ChartTypeの戻りを受ける変数を「As XLChartType」と宣言しておけば、下図のように自動メンバー表示もされます。
オブジェクトブラウザーでChart.ChartTypeのデータ型を調べる
こういうことを調べるには、オブジェクトブラウザーを使いましょう。オブジェクトのプロパティやメソッド・VBA関数の戻りが何なのかは、VBE(Visual Basic Editor)に付属するオブジェクトブラウザーを使えば、簡単に調べられます。
※Excel.ChartのChartTypeプロパティのデータ型を調べる例
[ライブラリー選択ボックス]で「Excel」を選択
↓
[検索ボックス]で「charttype」を検索
↓
[検索結果]ペインで
[クラス]欄が「Chart」
[メンバー欄]が「ChartType」
の行を選択
↓
[詳細ペイン]の「As」の後ろを確認する
オブジェクトブラウザーの[ライブラリー選択ボックス]で「Excel」を選択後、[検索ボックス]で、
「charttype」を検索すると、下図のように[検索結果ペイン]に「charttype」という文字列を含む一覧が表示されます。
今回の場合は、調べたかったChart.ChartTypeが既に選択されており、このとき詳細ペインを確認すれば、戻りのデータ型を調べられます。
Excelへの参照設定を行っていない場合
ちなみに、
「chart.charttype データ型」
という検索は、Excelへの参照設定を行わずにAccess VBAなどからExcelのChart.ChartTypeを利用する場合に、変数の型をどうすればいいのか調べていた可能性も考えられます。
その場合、XLChartType列挙に定義されている実際の値は整数ですから、Longなどで宣言すればOKです。
ただし、変数を「As Long」で宣言した場合は、「As XLChartType」と宣言した場合と違って、自動メンバー表示が行われません。
最終更新日時:2022-10-01 16:16
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