Excel VBAのChart関連のオブジェクトには、上図のようなChartFormatオブジェクトが戻り値として定義されている「Format」という名前のプロパティが、下図のとおり複数存在します。
上図は、オブジェクトブラウザーでライブラリを「Excel」に限定して「Format」を完全一致検索した状態です。
Chart関連のオブジェクトは大量にあり、どのオブジェクトにChartFormatオブジェクトが戻り値であるFormatプロパティが用意されているのか眺めたいと感じることがあるので、一覧を作成しておきます。
- Axis
- AxisTitle
- ChartArea
- ChartTitle
- DataLabel
- DataLabels
- DisplayUnitLabel
- DownBars
- DropLines
- ErrorBars
- Floor
- Gridlines
- HiLoLines
- LeaderLines
- Legend
- LegendEntry
- LegendKey
- PlotArea
- Point
- Series
- SeriesLines
- TickLabels
- Trendlinde
- UpBars
- Walls
Excel VBAのFormatプロパティの戻り値はChartFormat
そもそも「Format」という英単語には「書式」といった意味しかありません。グラフに限定されない英単語です。にもかかわらず、グラフの書式を表すChartFormatオブジェクトを返すプロパティにFormatと名付けたのは、かなり大胆だと感じます。
Excel VBAにはグラフとは無関係のオブジェクトにFormatプロパティが存在しなかった、という事実が関係しているようにも思えますが、Microsoft社内でChartFormatオブジェクトを返すプロパティをFormatと名付けたときの議論がどのようなものだったのか、私は気になります。
もっと言えば、何故ChartFormatプロパティにしなかったのだろうと疑問に感じています。
最終更新日時:2021-12-09 09:27
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