Excelでは日付を1900年1月0日を基準に、数値として扱っています。
その数値に書式設定することで日付らしく見せているわけです。
曜日も含めて「4月1日(土)」と表示するなら、
「m"月"d"日("aaa")"」
と書式設定をします。
「[<32516]ggge"年"m"月"d"日";[<32874]"平成元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"」
と指定をすれば、「平成1年」を「平成元年」という形で元号表示できます。
そんな日付表示の書式設定で、
「月という文字を揃えたいのですが...?」
という質問をいただくことがあります。
例えば、「4月9日」と「4月10日」が上下に並ぶ場合、
4月9日
4月10日
といった状態になります。
「月」という文字が「4月9日」と「4月10日」とで揃っていません。
これを揃えるために一般的には「m"月"dd"日"」といった書式設定をして
4月09日
4月10日
といった形で「日」が一桁の場合に「0」を付与することで桁揃えをするわけです。
これを
「09日」という表示ではなく、
「 9日」といった形で「9」の前にスペースを空けて「月」という文字を揃えることはできないのか?というご質問です。
「m"月"_0d"日"」
「4月9日」のような一桁の日付に上記の書式設定を行い、「4月10日」のように二桁の日付には「m"月"d"日"」という書式設定を行ってください。そうすれば
4月 9日
4月10日
といった感じで「月」という文字が揃うようになるはずです。
ポイントは「_0d"日"」という書式設定の「_0」の部分です。これは「表示形式を数値にすると右にすき間ができる」というネタの中でご紹介した、書式設定の記述方法の一つです。
Excel 2003のヘルプには「_」(アンダーバー)について以下のような記述があります。スペースを追加する 文字幅分の間隔を空けるには、表示形式で下線 (_) に続けて文字を指定します。
つまり「_0」と指定すると、「0」と同じ幅のスペースを空けろという指定になるわけです。
「4月9日」以前は「m"月"_0d"日"」
「4月10日」以降は「m"月"d"日"」
と異なった書式を設定しなければならない点がちょっと面倒ですが、この方法を使えば数字の桁が異なっていても文字を揃えられます。
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