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いちばんやさしいExcel VBAの教本

私(伊藤潔人)が初めて書かせていただいた本『いちばんやさしいExcel VBAの教本』が、本日(1月17日)発売になりました。

発売初日に、申し上げておかなければならないことがあります。
本書全体では「一番易しい」とは、なっていないだろうということです。

3つに分類できるExcel VBAの学習項目のうち、Chapter 8以降で学習する「オブジェクトを取得・操作するコード」については、「易しい」ではなく「優しい」ことを目指して書いたためです。

この意味で、もしも本シリーズが、ひらがなの「いちばんやさしい」ではなかったならば、またしても、執筆をお断りした可能性もあったと考えています。

易しいことはいいことなのか

何かを学習するときに、易しい解説を、無条件にいいことのように思っている方がいらっしゃいます。
それは断じて違うと私は考えています。

入口部分を易しく説明することは、悪くはありませんが、そのときに正確性を犠牲にしている可能性があることを、忘れてはいけません。

犠牲となった正確性が、大きな問題を将来産まないのであればいいのですが、そうでないこともあります。

犠牲となった正確性が、学習者にとって将来大きな負担を強いるのであれば、易しく説明することは、優しくないことになると思っています。

オブジェクトを取得・操作するコード

Excel VBAの場合、特にオブジェクトを取得・操作するコードについて、易しくみえる解説が存在します。

オブジェクト名.プロパティ」という解説です。

コードとして書かれているのは、「(オブジェクトを取得する)プロパティ.(単なるデータを取得する)プロパティ」あるいは「(オブジェクトを取得する)メソッド.(単なるデータを取得する)プロパティ」ですが、これを初学者に理解してもらうのは、確かに難しいことです。

「オブジェクト名.プロパティ」と解説してしまうほうが、なんとなく納得してしまう初学者が多いことも承知しています。

しかし「オブジェクト名.プロパティ」という理解をしてしまうと、将来オブジェクトを取得・操作するコードについて正しく理解しようした学習者は、かなりの負担を強いられます。

いちばんやさしいExcel VBAの教本の場合

オブジェクトを取得・操作するコードについて、初めから正しく解説するほうが、易しくはありませんが、優しいことだと私は考えました。

オブジェクトを取得・操作するコードについて正しく解説しているExcel VBA入門書が少ない中、『いちばんやさしいExcel VBAの教本』では、Chapter 8以降で、可能な限り正確に解説することを心掛けました。

そして、オブジェクトを取得・操作するコードについて、本当に理解するのには、時間がかかることも明記しています。

なおExcelのオブジェクトで特に難解な、RangeやWorksheetについては、本文の一部で正確性を欠いた解説を行い、「ワンポイント」で正しい理解について言及しています。

Chapter 7までは易しいことを目指しました

ちなみに「VBEの使い方」と「プログラミングに共通する考え方」を学習するChapter 7までは、学習する項目を削って易しくなることを目指しています。

入門者のExcel VBA学習項目は3つに分類できる
『いちばんやさしいExcel VBAの教本』より(図版作成:リブロワークス

少ない知識で使えるマクロを作り、それから必要な項目を少しずつ学習していくことを、本書ではおすすめしています。

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