VBA(Visual Basic for Applications)でマクロなどを作成している方にとって、Office 2013の不満な点はヘルプでしょう。
VBE(Visual Basic Editor)で、検索したいキーワード上にカーソルを置いて[F1]キーを押すというのは、マクロを作ろうとする人が必ず行う操作です。
そんな開発に必須のヘルプが、Office 2013ではローカルにインストールされなくなっています。
Office 2013で VBE(Visual Basic Editor)を起動して、コードウィンドウ内で[F1]キーを押したときには、ネット上のMSDN(MicroSoft Developer Network)のヘルプが表示されるのです。
私は、製品発売前のRTMした時点で Office 2013を使い始めていたため、一般発売時にはVBAのヘルプもローカルにインストールされるようになるかと期待していましたが、どうやらそうではないようです。
Microsoftの開発者向けのドキュメントは、Ajaxという言葉が生まれる前から、XML化して後にAjaxと呼ばれることになる技術を使って、ブラウザで表示させるというスタイルになっていました。
その流れからすると、Office 2013で開発者向けヘルプがローカルにインストールされないというのは、理解できるのですが、やはりネットワークのつながらない、つなげられない環境で開発するということもあるのです。
Office 2013のインストール時にインストールしないというのはOKですが、あとからダウンロードセンターなどから開発者向けヘルプをローカルにインストールできるようにしていただきたいと感じています。
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