対象:Excel2000, Excel2002, Excel2003
Excelのふりがな機能に関連する記事を、ご紹介してきました。
けれども、あくまでもExcelで入力が行われたときの読みをふりがなと仮定して保持しているだけ、という問題点もあります。
フリガナの情報がなければフリガナは表示できない
ふりがな(読み)の情報を持っていなければ、ふりがなは表示されないのです。
実務の中では、例えば、他のデータベースからCSVファイルをエクスポートして、ExcelでそのCSVファイルをインポートして利用するといったことはよくあります。
こういったデータでは読みの情報は保持されていませんから、メニュー[書式]−[ふりがな]−[表示/非表示]を実行したところでふりがなは表示されません。
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フリガナをふるサンプルマクロ
このようなデータにふりがなを表示させるには、マクロを使いましょう。
Sub 選択セルにフリガナをふる()
Selection.SetPhonetic
Selection.Phonetics.Visible = True
End Sub
Selection.SetPhonetic
Selection.Phonetics.Visible = True
End Sub
まず、RangeオブジェクトのSetPhoneticメソッドでふりがなを設定して、
Selection.SetPhonetic
その後PhoneticsオブジェクトのVisibleプロパティで、
Selection.Phonetics.Visible = True
で設定したふりがなを表示しています。
「Selection.Phonetics.Visible = True」は、メニュー[書式]−[ふりがな]−[表示/非表示]をクリックするのと同じことです。
今回はマクロの形でご紹介しましたが、実はマクロにしなくてもふりがなを設定することはできます。その方法は近日に別途ご紹介します。イミディエイトウィンドウで「Selection.SetPhonetic」を実行する操作を記事にしました(2005-08-22)。
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