Home » Excel VBA Rangeオブジェクト » Excel VBAのSetPhoneticはRangeのメソッド

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Excel バージョン 2409(ビルド18015.20000クイック実行)ベータチャネル

Excel VBAのGetPhoneticはApplicationオブジェクトのメソッドだということを記事にしました。

まぎらわしいことに、GetPhoneticによく似た名前のSetPhoneticは、Rangeオブジェクトのメソッドです。

[スポンサードリンク]

Range.SetPhoneticは、呼び出し元のセル範囲にフリガナを設定するメソッドです。

Range.SetPhoneticを確認するサンプルプロシージャ

フリガナに関連するプロパティやメソッドはいくつかあるので、Range.SetPhoneticメソッドをあらためて確認しておきましょう。

Sub SetPhoneticメソッドを確認する()
 
 With Range("A1")
  .Value = "伊藤"
  .Phonetics.Visible = True
  .SetPhonetic
 End With
 
End Sub

新規ワークシートがアクティブな状態で、上記のSubプロシージャをVBE(Visual Basic Editor)のショートカットキー[F8]でステップ実行してください。

サンプルプロシージャをステップ実行する様子

「Range("A1").Value = "伊藤"」までステップ実行を進めると、

With Range("A1")
 .Value = "伊藤"

もちろんA1セルに文字列「伊藤」が入力されます。

つづく「Range("A1").Phonetics.Visible = True」を実行すると、下図のようにフリガナを表示する領域が表示されるため、1行目が広がります。

最後にこの記事のメインテーマであるRange.SetPhoneticメソッドを呼び出すコード「Range("A1").SetPhonetic」を実行すると、下図のようにA1セルにフリガナ「イトウ」が表示されます。

Range.SetPhoneticは、呼び出し元のセル範囲にフリガナを設定するメソッドです。
フリガナの領域を表示するかどうかは、Range.Phonetics.Visibleプロパティで設定します。

[スポンサードリンク]

Home » Excel VBA Rangeオブジェクト » Excel VBAのSetPhoneticはRangeのメソッド

「Excel VBA Rangeオブジェクト」の記事一覧

検索


Copyright © インストラクターのネタ帳 All Rights Reserved.

.