MS-IMEの単語登録機能を使いはじめた方から、よくいただく質問があります。
[単語/用例の登録]ダイアログの[用例の登録]タブは、どうやって使うものでしょうか?
IMEで変換されない単語は、[単語の用例/登録]ダイアログ−[単語の登録]タブで登録できるということは、ある程度パソコンをお使いの方であればご存知のようですが、[用例の登録]は使ったことがない、使い方を知らないという方が少なくないようです。
用例登録についてご紹介する前に、IMEのおバカなところを確認しておきましょう。
まずは、「よっぱらいのかいほう」と入力して変換してください。すぐに「酔っ払いの介抱」と変換されますか?
次に、「めもりのかいほう」と入力して変換をしてください。一発で「メモリの解放」と変換されましたか?
「酔っ払いの介抱」と変換したあとに「メモリの解放」を変換すると、はじめは「メモリの介抱」と変換されてしまうはずです。
これを「メモリの」の後では「解放」、「酔っ払いの」の後で「介抱」と変換されるようにするのが、用例の登録機能です。(「メモリの解放」を用例登録する例)
[単語/用例の登録]ダイアログ−[用例の登録]タブをクリック
↓
[係り]欄の、[読み]に「めもり」、[語句]に「メモリ」と入力
↓
[関係]欄で「の」を選択
↓
[受け]欄の、[読み]に「かいほう」、[語句]に「解放」と入力
↓
[単語/用例の登録]ダイアログ−[登録]ボタンをクリック
上記の登録を行うと、その直前に「かいほう」という読みでどんな変換をしていたとしても、「めもりのかいほう」と入力すれば「メモリの解放」と変換されるようになります。
つまり用例の登録とは、同音異義語などでスムーズな変換をさせるために使う機能なわけです。
IMEの学習機能で自動的に記憶される用例もあるようですが、なかなかIMEが学習してくれない用例については、上の方法で無理やり覚えこませましょう。
ちなみに、[単語/用例の登録]ダイアログは、IMEツールバーから表示させてもいいですし、[Ctrl]+[F10]キーでIMEのショートカットメニューを表示させ[単語/用例登録]を選択しても表示できます。
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