VBE(Visual Basic Editor)の、[オプション]ダイアログ-[編集]タブには、
- 自動メンバー表示
- 自動クイックヒント
- 自動データヒント
という、「自動」ではじまるチェックボックスが3つ並んでいます。
いずれも、VBE上でのコーディング作業やデバッグ作業を便利にしてくれるものですが、それぞれが一体どんな機能なのか、名前が「自動」で始まって似ているだけに混乱しがちです。
自動○○の定義
この3つの機能がそれぞれ何なのかを簡単にまとめておきます。
入力候補がドロップダウン表示される機能
▼自動クイックヒント
構文のヒントがポップヒント表示される機能
コード中断時に変数などのデータがポップヒント表示される機能
自動メンバー表示とは
この3つの中では、自動メンバー表示が、使い道のわかりやすいものでしょう。下図のような入力候補をドロップダウン表示してくれる機能です。
ドロップダウンリストから候補の選択では[Tab]キーを使うこと、一旦ドロップダウンリストが非表示になってからはショートカットキー[Ctrl]+[スペース]や[Ctrl]+[J]で表示できることなどを、このサイトでもご紹介しています。
自動クイックヒントとは
自動クイックヒントは、下図のようなポップヒント表示される機能です。
引数の順番や、名前付き引数の名前を、このヒントから簡単に知ることができます。
自動データヒントとは
自動データヒントは、この3つの中では一番知られていないものかもしれません。
コードが中断しているときに、マウスポインタを変数の上に移動すると、下図のようにその変数にどんなデータが入っているかをポップヒントで教えてくれる機能です。
VBA(Visual Basic for Applications)でコーディングをしているけれども、知らない機能があったという方は、一度ご自身の手を動かしてご確認ください。
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