先日、ExcelのVBE(Visual Basic Editor)のイミディエイトウィンドウからコマンドを実行して、セルにふりがな設定する方法をご紹介しました。
「Selection.SetPhonetic」でふりがな設定だけを行い、実際にふりがなを表示する操作はExcel側で行うか、イミディエイトウィンドウであらためて「Selection.Phonetics.Visible = True」と入力して[Enter]キーを押すという操作でした。
その最後で、ふりがなの設定から表示まで、VBE上で一気に行うことができることを示唆しましたが、今日はそのご紹介です。
「:」(コロン)で連結する
つまり先のふりがな設定とふりがな表示であれば、
「Selection.SetPhonetic : Selection.Phonetics.Visible = True」
と「:」でつないで1行にしておいてから[Enter]キーを押せばいいわけです。
「マクロでフリガナをふる」というネタでご紹介したSubプロシージャと同じ処理を、イミディエイトウィンドウから実行したことになります。
VBAの練習で、変数とループ処理の実習ということで、
For i = 1 To 3
MsgBox i & "回目"
Next
といったステートメントを実行することがありますが、これもイミディエイトウィンドウに
「For i = 1 To 3 : MsgBox i & "回目" : Next」
と1行で入力して[Enter]キーを押せば「x回目」というメッセージボックスが3回表示されます。
イミディエイトウィンドウでは1行のステートメントしか実行できないと思ってらした方、一度お試しください。
それから、
この操作をいろいろ試していると、イミディエイトウィンドウ内に文字がたくさん残ってキレイにしたくなってくると思います。そんなときは「イミディエイトウィンドウのクリア」というネタをご参照ください。
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