「vba イミディエイトウィンドウで関数の実行が確認できるのか?」
という検索で、このサイト『インストラクターのネタ帳』へのアクセスがあることに気づきました。
VBE(Visual Basic Editor)のデバッグツールの一つ、イミディエイトウィンドウで、関数を呼べるのか関数の戻り値を出力できるのか、調べている方による検索です。
結論、できます。
イミディエイトウィンドウに関数の戻り値をDebug.Printする
MsgBox関数の戻り値を、イミディエイトウィンドウに出力させてみましょう。
以下のコードをイミディエイトウィンドウに入力して[Enter]キーを押すと、メッセージボックスが表示され[はい]または[いいえ]ボタンを押すと、押されたボタンに応じて「6」か「7」が、下図のようにイミディエイトウィンドウに表示されます。
MsgBoxは[はい]ボタンが押されたときは「6」(vbYes)、[いいえ]ボタンが押されたときは「7」(vbNo)を返します。その結果がイミディエイトウィンドウにDebug.Printされたわけです。
プロシージャをデバッグする際に、イミディエイトウィンドウに何等かの値を出力するために、Debug.Printするコードを追加することがあります。同じDebug.Printで、イミディエイドウィンドウからイミディエイトへの出力もできるのです。
イミディエイトウィンドウに関数の戻り値を簡単に表示する
イミディエイトウィンドウから関数を呼んで、戻り値を表示させる方法をご存知ない方向けに、まずは「Debug.Print」をわざわざ入力する方法をご紹介しました。
イミディエイトウィンドウを使い慣れている方は、もっと簡単な入力で済ませてしまいます。
イミディエイトウィンドウに、以下のように入力して[Enter]キーを押せば、先と同じくメッセージボックスの押されたボタンに応じた戻り値が、イミディエイトウィンドウに出力されます。
イミディエイトウィンドウでは「Debug.Print」と、わざわざ入力しなくても「?」(クエスチョンマーク)だけで出力させることができるのです。
VBAのMsgBox関数の例をご紹介しましたが、ユーザー定義関数(Functionプロシージャ)の場合も同じです。
最終更新日時:2018-11-28 02:12
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