拙著『いちばんやさしいExcel VBAの教本』では、変数の中身を確認する方法としてローカルウィドウをおすすめしています。
このローカルウィンドウについて、
「ローカルウィンドウ グローバル変数 VBA」
といった検索キーワードで、アクセスがあることに気付きました。
Publicで宣言されたグローバル変数の中身を、ローカルウィンドウを使って確認するにはどうすればいいのかを探していらしたのでしょう。
ローカルウィンドウで確認できるのはモジュールレベル変数まで
ローカルウィンドウで確認できるのは、モジュールレベル変数までです。
別モジュールで定義されているグローバル変数の中身は、ローカルウィンドウでは確認できません。
グローバル変数が定義されているのと同じモジュールであれば、グローバル変数もモジュールレベル変数と同じとみなされローカルウィンドウでも確認できます。
グローバル変数の中身を確認したい場合は、ウォッチウィンドウをおすすめします。
グローバル変数をウォッチ式として追加
下図のように標準モジュールCommonでグローバル変数g_cntが宣言されているときに、
変数g_cnt上で右クリックして表示されるショートカットメニューから[ウォッチ式の追加]を選択すると、
下図のような[ウォッチ式の追加]ダイアログが表示されます。
[ウォッチ式の追加]ダイアログ-[OK]ボタンをクリックすると、ウォッチウィンドウが表示され、グローバル変数g_cntが登録されたことを確認できます。
グローバル変数をウォッチウィンドウで確認できる様子
ウォッチ式の追加を行ってから、標準モジュールModule1のsampleプロシージャをショートカットキー[F8]でステップ実効すると、下図のようにグローバル変数g_cntの中身を見ることができます。
最終更新日時:2018-10-27 05:18
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