間違った語句、間違って覚えられてしまった用語について何度もご紹介しています。
間違えて覚えられてしまう原因として、カタカナ用語の場合は意味と発音と表記の乖離があげられます。
「ピボット」を英語では「pivot」と表記し、意味は「軸」ということを理解しておけば、
「ピボットテーブル」を
「ピポットテーブル」と間違えてしまうことはないはずです。
一方漢字用語の場合は、意味から自分で用語を作ってしまうということがあります。
「絶対参照」を
「絶対番地」と覚えてしまうのはその例でしょう。
意味的には
「絶対番地」でもわかりますが、正しい用語としては
「絶対参照」です。
Excelには[入力規則]というとても便利な機能があります。
業務用のワークシートを作るときに必須と言って機能だと私は考えています。
日本語入力モードのOn/Offを制御したり、ドロップダウンリストからデータを入力できるようにしたり、入力できるデータを制限したり、重複入力をチェックしたり、といったことが、コーディングなしで簡単にできる機能です。
この
「入力規則」機能を
「入力規制」と
覚えてしまう方がいらっしゃいます。
意味的には納得できますが、コマンド名としては
「入力規則」です。
「入力規制」ではなく。
「規制」ではなく、
「規則」です。
これまで、「入力規則」を「入力規制」と思い込んでいたという方は、今後は「入力規則」で検索してみてください。
なお、
コマンド名を「入力規制」と思い込んでWebページを作成している方も少なからずいらっしゃるのが現状なので、「入力規則」でいい検索結果が得られないという場合は、あえて間違った「入力規制」で検索してみると、いい「かも」しれません。
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