Excelの入力規則機能についてご紹介すると
「例えば5で割り切れる数字だけを入力できるようにすることもできるのですか?」
「5で割り切れる数字だけを入力させるにはどうすればいいのですか?」
といったご質問をよくいただきます。
数式を使って入力規則を定義すれば、様々な入力を制限することができます。
ご質問いただいたような「○○で割り切れる数字」だけを入力可能にするには、割り算の余りを求めるMOD関数を利用します。
※A1セルに5で割り切れる数値だけ入力できるようにする例 A1セルを選択
↓
メニュー[データ]−[入力規則]をクリック
↓
[データの入力規則]ダイアログ−[設定]タブをクリック
↓
[条件の設定]欄
−[入力値の種類]コンボボックスから「ユーザー設定」を選択
↓
[数式]欄に
「=MOD(A1,5)=0」
と入力
↓
[データの入力規則]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
上記の設定を行ってからA1セルに5で割り切れない数字や、文字を入力しようとすると、
「入力した値は正しくありません。ユーザーの設定によって、セルに入力できる値が制限されています。」
という警告メッセージが表示されます。
MOD関数は、第1引数を第2引数で割って余りを返す関数です。
つまり、
「=MOD(5,1)」は「1」
「=MOD(5,2)」は「2」
「=MOD(5,3)」は「3」
「=MOD(5,4)」は「4」
「=MOD(5,5)」は「0」
「=MOD(6,5)」は「1」
といった計算を行ってくれます。
よって上記の「=MOD(A1,5)=0」という数式は、A1セルに5で割り切れる数字が入力されたときだけ正しい(TRUE)となるわけです。
もし、
3で割り切れる数字の入力だけを受け付けるのなら
「=MOD(A1,3)=0」
10で割り切れる数字の入力だけを受け付けるのなら
「=MOD(A1,10)=0」
と指定します。
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