「word VBA Selection.charcters」
という検索キーワードでアクセスがありました。
Word VBAのコード「Selection.Characters」を、どこかでご覧になった方による検索でしょう。
Selection.Charactersとは
Word VBAの「Selection.Characters」とは、選択されている操作対象を表すSelectionオブジェクトの、Charactersプロパティを使った式です。
Selection.Charactersプロパティを実行すると、Charactersコレクションを取得できます。
オブジェクトブラウザーのメンバーペインに表示されるプロパティがそれほどないことから、Charactersコレクション自体には大した機能がないことがわかります。
Selection.Charactersプロパティで取得できるCharactersコレクションは、一つ一つの文字を表すRangeオブジェクトを要素オブジェクトとして含むコレクションです。
Selection.Characters.Countで選択文字数を取得
「Selection.Characters」は主に、選択されている文字数を取得したり、選択されている文字を1つ1つ処理したりする場合に使います。
「MsgBox Selection.Characters.Count」を実行すると、
実行時に選択されている文字の個数がメッセージボックスに表示されます。
Selection.Charactersに含まれるRangeを確認するサンプルマクロ
Selection.Charactersプロパティで取得できるCharactersコレクションに含まれるRangeオブジェクトを確認しましょう。
Word文書で文字列を選択した状態で以下のWordマクロを実行してください。
Dim rng As Range
For Each rng In Selection.Characters
MsgBox rng.Text
Next
End Sub
選択されている文字列範囲内の文字が1つ1つ順番にメッセージボックスに表示されます。
拙著『Excel VBAユーザーのWord VBA入門(1)』では、「3-6. Characters経由でRangeを取得する」「7-4. オブジェクトを返すSelectionの特徴的なプロパティ」あたりが参考になるはずです。
最終更新日時:2022-07-07 12:09
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