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Word VBAのSelection.Charactersとは

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word(バージョン2205 ビルド15225.20204 Microsoft Store)

Word.Selection.Characters

「word VBA Selection.charcters」
という検索キーワードでアクセスがありました。

Word VBAのコード「Selection.Characters」を、どこかでご覧になった方による検索でしょう。

Selection.Charactersとは

Word VBAの「Selection.Characters」とは、選択されている操作対象を表すSelectionオブジェクトの、Charactersプロパティを使った式です。

Word.Selection.Characters

Selection.Charactersプロパティを実行すると、Charactersコレクションを取得できます。

Word.Characters

オブジェクトブラウザーのメンバーペインに表示されるプロパティがそれほどないことから、Charactersコレクション自体には大した機能がないことがわかります。

Selection.Charactersプロパティで取得できるCharactersコレクションは、一つ一つの文字を表すRangeオブジェクトを要素オブジェクトとして含むコレクションです。

Word.Characters.Item

Selection.Characters.Countで選択文字数を取得

「Selection.Characters」は主に、選択されている文字数を取得したり、選択されている文字を1つ1つ処理したりする場合に使います。

「MsgBox Selection.Characters.Count」を実行すると、

Word.Characters.Count

実行時に選択されている文字の個数がメッセージボックスに表示されます。

Selection.Charactersに含まれるRangeを確認するサンプルマクロ

Selection.Charactersプロパティで取得できるCharactersコレクションに含まれるRangeオブジェクトを確認しましょう。

Word文書で文字列を選択した状態で以下のWordマクロを実行してください。

Sub Charactersに含まれるRangeを確認する()
 Dim rng As Range
 For Each rng In Selection.Characters
  MsgBox rng.Text
 Next
End Sub

選択されている文字列範囲内の文字が1つ1つ順番にメッセージボックスに表示されます。

拙著『Excel VBAユーザーのWord VBA入門(1)』では、「3-6. Characters経由でRangeを取得する」「7-4. オブジェクトを返すSelectionの特徴的なプロパティ」あたりが参考になるはずです。

最終更新日時:2022-07-07 12:09

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