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Word VBAでページの先頭にカーソルを移動する

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word(バージョン2207 ビルド15427.20210 Microsoft Store)

「word vba カーソル移動 ページの先頭」
「word vbaでページの先頭にカーソルを持ってくる」
といった検索で、時折アクセスがあります。

Word VBAを使ってページの先頭にカーソルを移動するには、どのようなコードを書けばいいのか調べていらしたのでしょう。

「word マクロ ページ 先頭」
という検索キーワードも同じかもしれません。

ページの先頭にカーソルを移動するサンプルマクロ

以下のWordマクロを実行すると、アクティブなページの先頭にカーソルが移動します。

Sub カーソルをアクティブページの先頭に移動する()
 ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range.Select
 Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart
End Sub

サンプルマクロで行っている処理

「ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range」の部分は、拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1)』の、「8-1. アクティブページを表すRangeを取得する」でも解説している、アクティブなページの文字列範囲を表すRangeオブジェクトを取得する、Word VBAの定番といえるコードです。

その「ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range」で取得した、RangeオブジェクトのSelectメソッドを使って、

ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range.Select

アクティブなページ全体を選択しています。

その後、拙著の「7-6. カーソル位置や選択範囲を変更するメソッド」でも解説している、SelectionオブジェクトのCollapseメソッドの引数Directionに

WrCollapseDirection列挙型に定義されている定数wdCollapseStartを指定することで、

Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart

選択を解除することで、カーソルを先頭に移動しています。

ステップ実行して挙動を確認しよう

VBE(Visual Basic Editor)のショートカットキー[F8]を使って、

ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range.Select

を実行すると、アクティブページ全体が選択され、

Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart

を実行すると、選択状態が解除されてカーソルがページの先頭に移動する様子を確認してください。

最終更新日時:2022-09-06 17:22

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