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動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2005 ビルド12827.20268 Microsoft Store)

「vba パワポ 選択したオブジェクト 削除」
という検索キーワードで、このサイト『インストラクターのネタ帳』へアクセスがありました。

「選択したオブジェクト」と表現されているのが何なのか、この検索だけでは不明ですが、スライド上に存在する図形(Shapeオブジェクト)でしょうか。

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選択した図形を削除するサンプルマクロ

プレゼンテーションファイル上でShapeオブジェクトを選択しておいてから、以下のSubプロシージャを実行してください。

Sub 選択されている図形を削除する()
On Error GoTo ErrHandl

 ActiveWindow.Selection.ShapeRange.Delete

Exit Sub
ErrHandl:
 MsgBox "図形を選択してから実行してください。"
End Sub

ActiveWindow.Selection.ShapeRangeで選択図形を取得できる

拙著『いちばんやさしいPowerPoint VBAの教本』の、P.160に「選択されている図形だけを取得したい場合」というワンポイントを書きました。

このワンポイントで、上記のSubプロシージャで利用しているコード

ActiveWindow.Selection.ShapeRange

をご紹介しています。

ActiveWindow.Selection.ShapeRangeで取得できるShapeRangeオブジェクトは、ShapesコレクションとShapeオブジェクト両方の特徴を併せ持ったオブジェクトで、Deleteメソッドも用意されていますから、

上記のような

ActiveWindow.Selection.ShapeRange.Delete

というコードで、選択されている図形を削除できます。

エラートラップについて

図形が選択されていないときには、「ActiveWindow.Selection.ShapeRange」で実行時エラーが発生してしまうので、

On Error GoTo ErrHandl
 …
Exit Sub
ErrHandl:
 MsgBox "図形を選択してから実行してください。"

とエラートラップを入れています。

最終更新日時:2020-06-24 12:13

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