PowerPointで、ドラッグで線を引くときに[Shift]キーを押すのを忘れ、微妙に水平・垂直ではない状態にしてしまうことがあります。
それを直すためのマクロを作りましたので、ご紹介しておきます。
斜めの直線を水平にするサンプルマクロ
以下のSubプロシージャを実行すると、アクティブなスライドで、水平でない直線があったときに選択され
「選択されている線を水平にしますか?"」
とメッセージが表示され[はい]をクリックすると、水平になります。
Dim shp As Shape
For Each shp In ActiveWindow.Selection.SlideRange.Shapes
If shp.Type = msoLine And shp.Height <> 0 Then
shp.Select
If MsgBox("選択されている線を水平にしますか?", vbYesNo) = vbYes Then
shp.Height = 0
End If
Next
End Sub
サンプルマクロで行っている処理
アクティブスライド上の全図形にFor Each~Nextループを回して、
For Each shp In ActiveWindow.Selection.SlideRange.Shapes
図形が線で、高さが「0」でなかったときに、
If shp.Type = msoLine And shp.Height <> 0 Then
選択して、メッセージを表示し、[はい]がクリックされたときに、高さを「0」にすることで水平にしています。
shp.Select
If MsgBox("選択されている線を水平にしますか?", vbYesNo) = vbYes Then
shp.Height = 0
斜めの直線を垂直にしたい場合
斜めの直線を垂直にしたい場合は、Shape.Heightプロパティではなく、Widthプロパティを使ってください。
For Each shp In ActiveWindow.Selection.SlideRange.Shapes
If shp.Type = msoLine And shp.Width <> 0 Then
shp.Select
If MsgBox("選択されている線を垂直にしますか?", vbYesNo) = vbYes Then
shp.Width = 0
最終更新日時:2019-02-05 11:27
- Newer:WorksheetFunction.Matchの戻り値は?
- Older:Rangeはコレクションでもあるオブジェクト
Home » パワーポイントマクロ・PowerPoint VBAの使い方 » Shapesコレクション・Shapeオブジェクト » 斜めの直線を水平・垂直にするPowerPointマクロ