「オートSUMのセルを別のセルで参照」
「オートSUMのセル範囲を指定」
という検索が、このサイト・インストラクターのネタ帳で行われていました。
例えば、A1:A10セルの合計を計算するなら
「=SUM(A1:A10)」
という数式を入力すればOKです。
そうではなく、合計する範囲を簡単に変えるために、下図のようなことをしたいということかな、と推測しています。
例えば、C1セルに「A10」と入力したときはD1セルにA1:A10セルの合計を、「A5」と入力したときにはA1:A5セルの合計を計算するには、どのような数式にすればいいのかを、
「オートSUMのセルを別のセルで参照」
「オートSUMのセル範囲を指定」
という検索をなさった方は探していたのかと想像しています。
INDIRECT関数を使って指定されたセルまでの合計を求める数式のサンプル
こういうときは、INDIRECT関数です。※A1セルから、C1セルで指定されたセルまでの合計をD1セルに計算する例
D1セルに
=SUM(A1:INDIRECT(C1))
という数式を入力する
INDIRECT関数は、単なる文字列を、数式で扱えるセル参照にしてくれる関数です。
C1セルに「A10」という文字列が入力された場合、「INDIRECT(C1)」はA10セルへの参照とみなされ、D1セルに入力した、
「=SUM(A1:INDIRECT(C1))」という数式は、
「=SUM(A1:A10)」という意味になるので、A1セルからA10セルまでの合計が計算されます。
INDIRECT関数を使って指定された行までの合計を求める数式のサンプル
上記のサンプルのような「A10」といったセル番地ではなく、「10」のように行番号だけを入力したいという要望も、実務では出てきそうです。この場合は以下のような数式です。
※A1セルから、C1セルで指定された行までの合計をD1セルに計算する例
D1セルに
=SUM(A1:INDIRECT("A" & C1))
という数式を入力する
C1セルには「10」のように数字だけが入力されるので、INDIRECT関数の引数を「"A" & C1」とすればOKです。
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