VLOOKUP関数のように使えるのだけれど、認知度のいまいち高くないLOOKUP関数についてご紹介しました。
このLOOKUP関数をはじめて使ってみようという方から、よくいただくご質問があります。
「引数の選択というダイアログが表示されるのですが、これはどうしたらいいのでしょう?」
「引数の選択ダイアログでは何を選べばいいのでしょう?」
といったご質問です。
[関数の挿入]ダイアログからLOOKUP関数を挿入しようとすると、
「LOOKUP関数で使用する引数を選択してください。」
と表示された、下図のような[引数の選択]ダイアログが表示されます。
[引数の選択]ダイアログで
「検査値,検査範囲,対応範囲」を選択
↓
[OK]ボタンをクリック
上記の操作を行うと、下図のように[検査値][検査範囲][対応範囲]という3つの引数を指定できる[関数の引数]ダイアログが表示されます。
LOOKUP関数には、「ベクトル形式」と呼ばれる形式と「配列形式」と呼ばれる形式とがあります。
ベクトル形式では[検査値][検査範囲][対応範囲]といった3つの引数を指定します。
配列形式では、[検査値][配列]という2つの引数を指定します。
前回ご紹介したLOOKUP関数は、ベクトル形式のほうです。
ちなみに、[引数の選択]ダイアログで「検査値,配列」を選択した場合、下図のように[検査値][配列]という2つの引数を指定できる[関数の引数]ダイアログが表示されます。
「ベクトル」とか「配列」といった語句に慣れていない方が、「ベクトル形式」「配列形式」の意味を厳密に考えると、かえって混乱してしまうので、前回ご紹介したように3つの引数を指定するLOOKUP関数を使いたいときには、[引数の選択]ダイアログでは「検査値,検査範囲,対応範囲」と表示されているほうを選ぶのだと、とりあえず割り切って覚えてしまうことをおすすめします。
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