例えば、商品コードから商品名や単価を検索して表示させることのできるVLOOKUP関数は、便利かつ有名な関数です。
このサイトでも以下のようなVLOOKUP関数のネタをご紹介してきました。
- VLOOKUP関数の検索の型
- VLOOKUP関数で第4引数を省略した場合
- IF関数のネストが深いときにVLOOKUP関数
- VLOOKUP関数で#N/Aエラーを表示させない−IF関数
- VLOOKUP関数で#N/Aエラーを表示させない−入力規則
「LOOKUP関数というのはどうやって使うのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
「VLOOKUP」と
「LOOKUP」。
非常によく似た名前の関数です。
使い方もよく似ています。
VLOOKUP関数と
LOOKUP関数は。
いずれも、検索値から別のデータを取得することができる関数です。
※検索する表がH4:I12セルに存在しているときに、B4セルの値をキーに、H4:H12セルを探して、I4:I12セルから値を取得する例
「=LOOKUP(B4,H4:H12,I4:I12)」という計算式を入力する
▼サンプルファイル(003045.xls 62KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「LOOKUP関数」シートのC4セルに、上記の数式が入力してあり、商品コードに対応する商品名が表示されます。
またD4セルには、商品コードから単価を取得するために
「=LOOKUP(B4,H4:H12,J4:J12)」
という数式を入力してあります。
また「VLOOKUP関数」シートでは、同じことをVLOOKUP関数で行っています。
LOOKUP関数では、引数を3つ指定します。
第1引数は、VLOOKUP関数の第1引数と同じです。
第2引数・第3引数がVLOOKUP関数とは異なります。
VLOOKUP関数では第2引数で、データを探す表全体を指定しましたが、LOOKUP関数ではデータを探す列だけを指定します。
上記の商品名や単価を取得する例では、データを探す表の中の商品コードの入力されている「H4:H12」セルを指定しています。
VLOOKUP関数の第3引数では、表の中の何列目のデータを取得するのかを数値で指定しましたが、LOOKUP関数の第3引数では、表の中のどの列から値を取得するのかセル範囲で指定します。
商品名を取得する例では「I4:I12」
単価を取得する例では「J4:J12」
をそれぞれ指定しています。
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