先日、INDEX関数の使い方をご紹介しました。
INDEX関数を使うと、例えば、料金表から行番号と列番号を指定して料金表を調べるといったことができます。
そんなINDEX関数と組み合わせて使われる関数と言えば、MATCH関数です。
MATCH関数をつかうと、複数のデータが並んでいるときに、ある指定されたデータが、複数データの並びの中で何番目にあるのかを調べることができます。
※A1セルに入力されたデータが、セル範囲B11:B18の中で何番目にあるのかを調べる例 「=MATCH(A1,B11:B18,0)」
という計算式を入力する
説明を何度も読むより、具体的な使用例をご覧いただくほうがいいでしょう。
▼サンプルファイル(003135.xls 46KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「MATCH関数」シートのB1セルに上記の「=MATCH(A1,B11:B18,0)」という計算式が入力してあります。
A1セルには
「県内」
「第1地帯」
「第2地帯」
「第3地帯」
「第4地帯」
「第5地帯」
「第6地帯」
「第7地帯」
というデータがドロップダウンリストから選択して入力できるようにしてあります。
そのA1セルに入力されたデータが、B11:B18セルの中で何番目にあるのかを調べているわけです。「=MATCH(A1,B11:B18,0)」という数式は。
同様にB2セルには「=MATCH(A2,C10:I10,0)」という数式が入力してあります。
A2セルには
「60cmまで」
「80cmまで」
「100cmまで」
「120cmまで」
「140cmまで」
「160cmまで」
「170cmまで」
というデータがドロップダウンリストから入力できるようにしてあり、そのA2セルに入力されたデータが、C10:I10セルの中で何番目なのかを調べています。
MATCH関数に指定する引数は3つです。
第1引数には調べたいデータ
第2引数には調べるデータの含まれている複数のデータ
第3引数には調べ方
を指定します。
第1引数・第2引数は、上記の例をよくご覧いただければOKでしょう。
第3引数には、「-1」「0」「1」のいずれかの数値を指定することで、調べ方を変更することができます。
はじめてMATCH関数を利用する方が、この3つ全部をいきなり理解しようとすると大変でしょうから、完全一致するデータを調べたいときは「0」を指定するということを、まずはご理解いただくといいんじゃないかと思っています。
このMATCH関数と、先日ご紹介したINDEX関数とを組み合わせると、例えば「第7地帯」「170cmまで」といった指定をして運賃を調べるといったことができるわけです。
サンプルファイルには、先日のINDEX関数の使用例を「INDEX関数」シートに作成してありますので、INDEX関数とMATCH関数とを組み合わせたシートを作成してみてください。
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