「Excelで二次関数のグラフを作成するにはどうしたらいいのだろう?」
という疑問を持つ方がいらっしゃるようです。
このサイトでも
「エクセル 二次関数 グラフ」
といった検索が行われているのを見かけることがあります。
Excelではグラフ作成を具体的データを使って行います。
式からいきなりグラフを作成することはできません。
ですから、二次関数のグラフを作成するのなら、式からグラフを作成するためのデータを作っておく必要があります。
※y=x2(yイコールxの2乗)のグラフを作成する例 A1セルに「x」B1セルに「y」と入力
↓
A2:A12セルに「-5」から「5」までの整数を入力
↓
B2セルに「=A2^2」という数式を入力
↓
B2セルをB12セルまでオートフィル
↓
A2:B12セルを選択
↓
メニュー[挿入]−[グラフ]をクリック
↓
[グラフウィザード-1/4-グラフの種類]ダイアログ
−[グラフの種類]欄で「散布図」
−[形式]欄で
「データポイントを平滑線でつないだマーカーなしの散布図です。」を選択
↓
[グラフウィザード-1/4-グラフの種類]ダイアログ
−[完了]ダイアログをクリック
↓
作成されたグラフの書式を設定
二次関数のグラフをExcelで作成するポイントは、元データを作成することと、グラフの種類は散布図を使うということでしょう。
上記の例では、A1セルに「x」B1セルに「y」と入力していますが、これはA列に「x」軸の値、B列に「y」軸の値が入力されていることを明確にするためにだけ入力しているので、別に入力しておかなくても構いません。
B2セルに入力した「=A2^2」が「y=x2」(yイコールxの2乗)の数式をExcelの計算式にしたもので、B2セルをB12セルまでオートフィルすることで、A2:A12セルに入力されたxの値に対応するyの値を計算させているわけです。
A2:A12セルに「-5」から「5」までの整数を入力しているのは、x軸の値を「-5」から「5」までとするためですから、必要とするグラフに応じて随時変更してください。
▼サンプルファイル(002632.xls 60KByte)ダウンロード
サンプルファイルには、A2:B12セルの値をもとにしたグラフが2つ作成してあります。
上記の手順で作成した、書式設定する前のそのままのグラフと、書式設定した後のグラフです。
ちょっと手間はかかりますが、グラフオブジェクトの書式設定を丹念に行っていけば、グラフ用紙に二次曲線を描いたような見た目にすることもできるわけです。
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