Excelでグラフを作成するとき、ほとんどの方が[標準]ツールバーの[グラフウィザード]ボタンを使ってらっしゃると思います。(メニューバーではメニュー[挿入]の中に[グラフ]コマンドがあります。)
実行すると、ウィザードが起動して、
[グラフウィザード-1/4-グラフの種類]
↓
[グラフウィザード-2/4-グラフの元データ]
↓
[グラフウィザード-3/4-グラフオプション]
↓
[グラフウィザード-4/4-グラフの作成場所]
と順にダイアログが表示されるので、指示をしていけばグラフを作ることができるわけです。
このウィザードの中で指定した項目は、作成したあとでも変更できるわけですが、特にグラフの作成場所を後から変更しようとして、苦労する方が少なくない印象があります。
(「Sheet1」上にあるグラフを「Sheet4」に移動する例)
ワークシート「Sheet1」上のグラフを選択
↓
メニュー[グラフ]−[場所]をクリック
↓
[グラフの場所]ダイアログで、[オブジェクト]オプションをOnにし、コンボボックスから移動先「Sheet4」を選択
↓
[グラフの場所]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
すべてのグラフでこの操作をすれば、ワークシート「Sheet4」にグラフを集められるわけです。
メニュー[グラフ]の中をよく見れば、グラフウィザードで出てくるダイアログ[グラフの種類][元のデータ][グラフのオプション][場所]が、4つとも表示されているのです。(そもそもメニューに[グラフ]がないという方は、グラフを選択をしていただくと、普段[データ]となっている箇所が[グラフ]に変化します。)
グラフを元データとは別のシートに移動したり、グラフシートにグラフを作成すると、元のデータがどのシートだったかわかりにくくなることもありますが、そんなときもグラフを選択しておいてメニュー[グラフ]−[元のデータ]をクリックすれば、元データが一発でわかります。
それから、ワークシート内にあるグラフオブジェクトを別のワークシートに移動するのであれば、今回ご紹介した方法よりも、もっと簡単な移動方法もあります。元のグラフを選択した状態で、切り取り([Ctrl]+[X])を実行し、貼り付けたい先のワークシート上で貼り付け([Ctrl]+[V])を実行すれば移動することができます。
グラフシート・グラフオブジェクト間の移動は、単純な切り取り&貼り付けではできませんから(コピー&貼り付け後に削除をすれば可能)、上でご紹介したメニュー[グラフ]−[場所]を使って、[グラフの場所]ダイアログの[新しいシート][オブジェクト]オプションを切り替え、コンボボックスで指定していただく方が簡単でしょう。
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