動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Word(バージョン2209 ビルド15629.20208 Microsoft Store)
「ワードVBA Selection.SelectCell」
といった検索でアクセスがありました。
どこかでWord VBAのコード
Selection.SelectCell
をご覧になった方による検索でしょう。
あるいは「Selection.SelectCell」を実行してみたものの、
オブジェクトにより表全体、または表内のいくつかのセルが参照されていないため、SelectCell メソッドまたはプロパティは使用できません。
という実行時エラー'4605'が発生したのかもしれません。
Selection.SelectCellはセルを選択するメソッド
Selection.SelectCellは、表のセルを選択するだけのメソッドです。
オブジェクトブラウザーの詳細ペインに「Sub SelectCell()」と表示されているとおり、戻り値はありません。
また、カーソルが表内にないときに実行した場合には、先述の実行時エラーが発生します。
Selection.SelectCellを使ったサンプルマクロ
以下のような形にしてやれば、実行時エラーは発生しなくなります。
Sub セルを選択する()
If Selection.Information(wdWithInTable) Then
Selection.SelectCell
End If
End Sub
If Selection.Information(wdWithInTable) Then
Selection.SelectCell
End If
End Sub
Selection.Informationプロパティに定数wdWithInTableを指定することで、カーソルが表内にあるかを判定してから、Selection.SelectCellメソッドを実行しています。
[スポンサードリンク]
- Newer:SpecialCellsを使って最終行の次の行を取得するには
- Older:FORMAT関数はExcelにはありません
Home » ワードマクロ・Word VBAの使い方 » 表・テーブル » Word VBAのSelection.SelectCellとは