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Word VBAで表にカーソルを移動する

動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Word バージョン 2411(ビルド18201.20000クイック実行)ベータチャネル

「word vba カーソル移動 表」
といった検索でアクセスがありました。

この検索キーワードだけでは、何を探していらしたのかハッキリしませんが、Wordマクロをいくつかご紹介しておきます。

次の表にカーソルを移動するサンプルマクロ

以下のWordマクロを実行すると、現在カーソルのある位置の次の表にカーソルが移動します。

Sub 次の表にカーソルを移動する()
 Selection.GoTo What:=wdGoToTable, Which:=wdGoToNext
End Sub

拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』の「7-7. カーソルを移動してRangeを返すメソッド」で、SelectionオブジェクトのGoToメソッドを紹介しています。

Selection.GoToメソッドの引数Whatに、WdGoToItem列挙型に定義されている定数wsGoToTableを、

引数WhichiにWdGoToDirection列挙型に定義されている定数wdGoToNextを指定することで、

次の表にカーソルを移動できます。

前の表にカーソルを移動する場合

次の表ではなく、前の表にカーソルを移動したいということもあるでしょう。

その場合は、先ほどのコードを少しだけ変更して、引数Whichに定数wdGoToPreviousを指定してください。

Selection.GoTo What:=wdGoToTable, Which:=wdGoToPrevious

最後の表にカーソルを移動するサンプルマクロ

以下のWordマクロを実行すると、アクティブ文書の最後の表にカーソルが移動します。

Sub 最後の表にカーソルを移動する()
 Selection.GoTo What:=wdGoToTable, Which:=wdGoToLast
End Sub

先にご紹介した、次の表や前の表にカーソルを移動するマクロとよく似ており、Selection.Gotoメソッドの引数Whichiに定数wdGoToLastをすれば、最後の表にカーソルが移動します。

最初の表にカーソルを移動する場合

逆に、文書内の最初の表にカーソルを移動する場合は、以下のとおりです。

Selection.GoTo What:=wdGoToTable, Which:=wdGoToFirst

引数Whichiに定数wdGoToFirstを指定することで、最初の表にカーソルが移動します。

最終更新日時:2024-10-22 10:01

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