ある人にとって便利なことが、他の人には不便なことというのがあります。
逆にある人に不便なことが、他の人には便利だということもあります。
PowerPointをお使いの方から
「自動調整されなくなったのですが...?」
「文字のサイズが自動的に調整されなくなったのですが...?」
というご質問をいただくことがあります。
バージョン2002からPowerPointでは、文字を入力してプレースホルダに収まりきらない文字量になったら、自動的にフォントサイズなどを変更してプレースホルダに収めてくれる機能が実装されています。
メニュー[ツール]−[オートコレクトのオプション]をクリック
↓
[オートコレクト]ダイアログ−[入力オートフォーマット]タブをクリック
↓
[入力中に自動で書式設定する項目]欄
−[テキストをタイトルのプレースホルダに自動的に収める]
−[テキストを本文のプレースホルダに自動的に収める]
チェックボックスをOnに
↓
[オートコレクト]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
初期状態のPowerPointでは、上記の[オートコレクト]ダイアログ−[入力オートフォーマット]タブ[入力中に自動で書式設定する項目]欄−[テキストをタイトルのプレースホルダに自動的に収める][テキストを本文のプレースホルダに自動的に収める]チェックボックスはOnになっていますが、先のご質問をくださった方のパソコンではこれがOffになっていたわけです。
実はこの自動調整機能、どちらかというと
「自動調整されないようにしたいのですが...?」
という形でご質問いただくことが多く、このサイトでも既に「フォントサイズが勝手に変更される」というネタをご紹介しています。
ある人が不便に感じることが、他の人は便利に感じることもあるという事例の一つです。
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