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動作検証バージョン:Windows 11 Home + 64bit Word バージョン 2406(ビルド17630.20000クイック実行)ベータチャネル

YouTubeのショート動画「記号入力だけで罫線が引ける!種類豊富な簡単罫線! #ワード #word」を見て、段落罫線の削除が面倒だったことを思い出したので、Wordマクロを作ってみました。

文書全体の段落罫線を削除するWordマクロ

以下のWordマクロを実行すると、アクティブなWord文書のすべての段落罫線を削除できます。

Sub 段落罫線を削除する__アクティブ文書全体()
 ActiveDocument.Paragraphs.Borders.Enable = False
End Sub

拙著『Excel VBAユーザーのためのWord VBA入門(1): Document・Range・Selectionの基本編』の、[chapter 5. ParagraphFormatは段落書式を表す][chapter 6. Paragraphは段落を表す]で、段落に関係するオブジェクトについて解説しています。

これらの段落関連のオブジェクトにはBordersプロパティが用意されています。

上図はオブジェクトブラウザーで対象をWordライブラリに限定して「Borders」を完全一致検索した状態です。

Bordersプロパティで取得できるBordersコレクションのEnableプロパティにFalseを指定することで、段落罫線を削除できます。

上図はオブジェクトブラウザーで対象をWordライブラリに限定して「Enable」を完全一致検索した状態です。

文書全体の段落罫線削除は、「ActiveDocument.Paragraphs.Borders.Enable = False」という比較的シンプルなコードで済みますが、Bordersを真面目に理解しようとすると、ちょっと面倒です。
興味のある方は、以下のような記事もあわせてご覧ください。

アクティブページの段落罫線を削除する

以下のWordマクロで、アクティブなページの段落罫線をすべて削除できます。

Sub 段落罫線を削除する__アクティブページ()
 ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range.Paragraphs.Borders.Enable = False
End Sub

先ほどの文書全体の段落罫線削除では、文書全体のParagraphsコレクションを取得すするので、以下のようなコードで済んでいましたが、

ActiveDocument.Paragraphs

アクティブページのParagraphsコレクションを取得するために、

ActiveDocument.Bookmarks("\Page").Range.Paragraphs

拙著の[chapter 8. ページを扱うには]で解説しているBookmarksコレクションを使った長いコードになっています。

最終更新日時:2024-05-22 09:40

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