Wordのアウトライン機能を利用して文書を作成しているときに、アウトラインレベル1(見出し1)の、文字列と段落番号だけが、テキストデータとして必要になりました。
そのときに作ったWordマクロをご紹介します。
見出し1・アウトラインレベル1の文字列と段落番号を取得するサンプルマクロ
以下のSubプロシージャを実行すると、アクティブな文書の見出し1(アウトラインレベル1)の、段落番号と、文字列がイミディエイトウィンドウに出力されます。
Dim par As Paragraph
For Each par In ActiveDocument.Paragraphs
With par
If .OutlineLevel = wdOutlineLevel1 Then
With .Range
Debug.Print _
.ListFormat.ListString, _
Replace(.Text, vbCr, "")
End With
End With
Next
End Sub
サンプルマクロの解説
アクティブ文書のすべてのParagraphオブジェクトに対してFor Each~Nextループを回して、
Dim par As Paragraph
For Each par In ActiveDocument.Paragraphs
アウトラインレベルが「1」だったときに、
With par
If .OutlineLevel = wdOutlineLevel1 Then
段落番号と文字列を、イミディエイトウィンドウに出力しています。
With .Range
Debug.Print _
.ListFormat.ListString, _
Replace(.Text, vbCr, "")
段落記号をそのまま出力するとムダに改行が増えてしまうので、vbCrを削除する処理「Replace(.Text, vbCr, "")」を入れています。
最終更新日時:2021-05-20 13:13
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