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動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2012 ビルド13530.20316 Microsoft Store)

検索キーワード「VBA Selection.Parent」をきっかけにして、Word VBAの場合Selection.Parentプロパティで取得できるのは、必ずPaneオブジェクトであることを記事にしました。

PowerPoint VBAの「Selection.Parent」も確認しておきましょう。

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Selection.Parentを確認するサンプルプロシージャ

以下のSubプロシージャを作成・実行してみてください。

Sub SelectionのParentを確認する()
 Dim obj As Object
 Set obj = ActiveWindow.Selection.Parent
 MsgBox TypeName(obj)
End Sub

PowerPoint VBAのSelectionオブジェクトに用意されているParentプロパティの戻り値を、オブジェクト変数objに代入して、
  Set obj = ActiveWindow.Selection.Parent

VBAのTypeName関数の引数に、変数objを指定しています。
  MsgBox TypeName(obj)

結果は「DocumentWindow」と表示されます。

つまり、PowerPoint VBAの場合、SelectionオブジェクトのParentプロパティで取得できるのは、PowerPointのウィンドウを表すDocumentWindowオブジェクトだということです。

PowerPoint VBAにグローバルなSelectionはない

PowerPoint VBAの場合、グローバルメンバーがWord VBAよりも少なく、Selectionオブジェクトを取得するためのグローバルなプロパティは存在しません。

そこで、ActiveWindowプロパティで取得した
  Set obj = ActiveWindow.Selection.Parent

DocumentWindowオブジェクトのSeletionプロパティで
  Set obj = ActiveWindow.Selection.Parent

Selectionオブジェクトを取得している点が、Word VBAのコードと異なります。

PowerPoint VBAのSeletion.Parentで取得できるのは、結局このDocumentWindowという当然の結果です。

PowerPoint VBAでSelectionを持つのはDocumentWindowのみ

PowerPoint VBAの場合、オブジェクトブラウザーで「Selection」を検索しても、Selectionプロパティの用意されているオブジェクトはDocumentWindowだけです。

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