動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit PowerPoint(バージョン2106 ビルド14131.20278 Microsoft Store)
ほとんどのオブジェクトに用意されているApplicationプロパティの戻り値は、多くの場合Applicationオブジェクトとして定義されています。
しかしPowerPointライブラリのオブジェクトの中には、上図のとおりApplicationプロパティの戻り値が「As Object」となっているものが、いくつかあります。一部のオブジェクトを共通化してOfficeライブラリに移行しようと、Microsoftが模索しつつ結局断念した名残りではないかと、私は妄想しています。
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どのようなオブジェクトがそうなっているのか気になったので、戻り値がObjectとして定義されているApplicationプロパティを持つ、PowerPointのオブジェクトを一覧にしておきます。
- Adjustmentsオブジェクト
- CalloutFormatオブジェクト
- ColorFormatオブジェクト
- ConnectorFormatオブジェクト
- FillFormatオブジェクト
- FreeformBuilderオブジェクト
- GroupShapesコレクション
- LineFormatオブジェクト
- Model3DFormatオブジェクト
- PictureFormatオブジェクト
- ShadowFormatオブジェクト
- Shapeオブジェクト
- ShapeNodeオブジェクト
- ShapeNodesコレクション
- ShapeRangeコレクション
- Shapesコレクション
- TextEffectFormatオブジェクト
- TextFrameオブジェクト
- TextFrame2オブジェクト
- ThreeDFormatオブジェクト
概ね、Shapeに関連するオブジェクトが多いことがわかりますが、TextRangeオブジェクトのApplicationプロパティについては「As Application」と定義されているのを興味深く感じます。
最終更新日時:2021-08-03 16:32
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